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2014年バックナンバー

韓国の現代自動車のアメリカでの燃費偽装

韓国の現代自動車と起亜自動車は、平成26年11月3日、米国で約118万台の燃費性能を過大に表示して販売した問題で、アメリカ政府と和解に達したと発表しました。

 消費者に間違った情報を与え「大気清浄法」に違反したとして、制裁金計1億ドル(約114億円)を支払うことになります。
 「大気清浄法」による制裁としては、過去最高だそうです。

なお、韓国の現代自動車と起亜自動車は、温室効果ガスの規制負担金のうち2億ドルを米国環境庁と司法省によって追徴されました。


 平成25年12月24日、韓国の現代自動車と起亜自動車は、米国内燃費誇張集団訴訟において、で消費者に3億9500万ドルを支払うことで原告側と合意したと発表しました。
 支払い額は現代車が2億1000万ドル、起亜自動車が最大1億8500万ドルです。

 アメリカは、多くの民事訴訟で集団訴訟制を認めており、原告だけでなく約90万人全員に今回の効力が及び、90万人すべてに支払えば上記の額になります。

 燃費性能の誇大表示が発覚したのは、主力車種の中型セダン「ソナタ」で、米ウォールストリート・ジャーナルなどによりますと「現代自は、新型ソナタの燃費について、ガソリン1リットルあたり平均12.6キロと発表したところ、12.1キロだったことが発覚し、韓国の現代自動車と起亜自動車も認めざるを得なかったという経緯です。

 なお、現代自動車は「公表したのは社内テストで得られた暫定値だった。新型ソナタは旧モデルよりも重量があるにもかかわらず燃費が改善したことを強調しようとして、このミスが生じてしまった」と述べていますが、この説明をそのまま「うのみ」にする人は皆無でしょう。


 しかし、アメリカで、中型セダン「ソナタ」が2年間で90万台も売れているというのは驚きですね。


 ソナタは、日本でも売出されましたが、全く売れず、ただ、保守・管理の関係があって、すぐには撤退できず、最近になって撤退しています。
 ちなみに、私の、かつての依頼者で、ソナタを購入したという「変わり者」がいて、すぐに売却してしまったそうです。
 売却した理由も聞いているのですが、ここでは述べません。


円が108円くらいの時に、アメリカででトヨタの新型「カムリ」は2万2970ドルから売られ、現代自動車の「ソナタ」が2万1150ドルで売られていたそうです。

 トヨタは、カムリをアメリカのケンタッキー州で製造して、アメリカ、韓国の自由貿易協定(FTA)を活用して、韓国に売却しているくらいで、円が113円になったからといって、急に値段は変わらないでしょうが、勝負は、最初からついている気がします。


 といいながらも、済州島に旅行したとき、日本車は、あまり見ませんでした。
 不思議ですね。

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