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2014年バックナンバー

家計の金融資産

金融広報中央委員会(事務局。日本銀行)は、平成26年11月5日、平成26年の「家計の金融行動に関する世論調査」を発表しました。

 家計が持つ預貯金や株式などの金融資産は1世帯平均1182万円でした。
 ここのところ減少していたのですが、4年ぶりに増加しました。といっても、81万円だけですが・・

 やはり、アベノミクスによる預貯金の増加でしょう。

 金融資産は、将来的に減少していくと予想されます。

 定年退職し、また、65歳をすぎて再雇用先も退職ということになれば、年金のみでは生活できず、預貯金を取崩して生活するということになります。
 高齢化社会で、どんどん高齢者の割合が増え、団塊の世代が65歳をすぎて、預貯金を取崩しますから、預貯金は減続けるということになります。


 ちなみに、1世帯平均1182万円は「多い!」と思った方もおられると思います。

 平均値ですから、100人がいて、99人の貯金額が10万円、1人だけ1億円を持っていたとしたら、平均貯金額は「100万1000円」となります。

 一部の富裕層の預貯金額が「ごつい」ですから、平均はあがります。

 普通は「中央値」(データを大きさの順に並べたとき、中央にくるデータの値。メジアン(median))を使う方が、実感とあいます。

 なお、金融資産を「保有していない」とした世帯は30.4%です。

 少し安心されましたか。

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