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2014年バックナンバー

たかがナンバー、されどナンバー

自動車には「地名」がついた「ナンバープレート」がつきます。

 和歌山市なら「和歌山」、西宮市なら「神戸」です。
 イメージ通りですね。

 昔は、自動車検査登録事務所のあるところが「地名」につきました。例外は許されませんでした。


 イメージからして、東京23区の場合は、結構、不公平です。

 「品川」ナンバーは、千代田区、中央区、港区、品川区、「世田谷区」、目黒区、大田区、渋谷区でした。
 「練馬」ナンバーは、新宿区、「杉並区」、文京区、中野区、豊島区、北区、板橋区、練馬区でした。
 「足立」ナンバーは、台東区、江東区、墨田区、荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区です。

 一番極端なのは、「新宿区」が「練馬」ナンバーで、ずいぶんイメージが悪いです。


 ご当地ナンバーというのができました。

 国土交通省が自動車のナンバープレートに表示する地名について、対象市町村の区域を限って、新規の自動車検査登録事務所の設置によらずに、独自の地名を定められるよう新たに開始した制度です。

 関西では珍しいですね。
 「和泉」ナンバーから「堺」ナンバーが独立したくらいです。


 平成26年11月17日に「世田谷」ナンバーが、独立します。
 もともと、「品川」ナンバーですから「格下げ」です。
 反対する区民が訴訟を提起したそうです。
「ブランド力のある品川ナンバーを使えなくなる」は正直ですが、「プライバシーが侵害される」というのは「嘘くさい」ですね。

 同じ、平成26年11月17日に「杉並」ナンバーが、独立します。
 反対論はないようです。
 もともと「練馬」ナンバーですから、「格上げ」です。

 弁護士会も似たようなことをしています。

 現兵庫県弁護士会は、旧神戸弁護士会でした。
 現愛知県弁護士会は、旧名古屋弁護士会でした。
 横浜弁護士会だけは、神奈川県弁護士会とする意思はなさそうです。

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