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2014年バックナンバー

ニュースバリュー

平成26年10月7日、スウェーデン王立科学アカデミーは、平成26年のノーベル物理学賞を、赤崎勇・名城大教授、天野浩・名古屋大教授、中村修二カリフォルニア大教授の日本人3氏に贈ると発表しました。

 このシーズンになると、日本人がノーベル賞をとるのではないかということが話題になります。

 青色発光ダイオード(LED)に関連する新たな発見が授賞理由ですから、わかりやすいですね。

 村上春樹氏のノーベル文学賞は、残念でしたね。

 もっとも、回を重ねるごとに、ノーベル賞受賞のニュースで「大騒ぎ」しなくなった気がします。
 だんだん「当たり前」になってきているのでしょうか。


 やはり、平成26年10月7日、H2Aロケット25号機が、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。
 約30分後に搭載していた静止気象衛星「ひまわり8号」を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功しました。

 H2Aロケットの成功は19回連続(6回目が失敗・爆破)で、成功率は96%となりました。

 昔は、ロケット打上げに成功するかということがニュースになっていましたが、最近は、いつの間にか打上げに成功したという報道がなされます。

 ロケット打上げ成功のニュースとしての価値は下がってきています。


 ちなみに、ひまわり8号は、観測データを初めてカラーで送信できる次世代型の気象衛星だそうです。

 西太平洋全域をカバーし、観測間隔は、ひまわり7号の30分から10分に短縮され、日本だけなら2.5分ごとに観測できるそうです。

 集中豪雨や台風の被害が相次いでいますから、短時間で急変する雲の動きを今まで以上に細かく監視できるように、活躍が期待されます。
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