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2014年バックナンバー

副操縦士

女性の社会進出が、遅れているとはいえ、徐々に活躍している場所が広くなり、地位も向上しているようです。

 昔は、女性を主役とするドラマは、CA(スチュワーデス)と決まっていましたが、女性パイロットを主役として放送されるドラマも去年放映されたそうです。

 パイロットは、広い意味のパイロット=機長と、コ・パイ(Co-Pilot)とよばれる副操縦士がいます。

 本来の意味のパイロット(機長)は、日本では、日本航空にも全日空にも20人程度いるようです。

 ただ、機長にしても、副操縦士にしても、操縦する機種は限定されています。

 「GOOD LUCK」というテレビドラマでは、木村拓哉演じる新海副操縦士が、B747-400とB767の両機の副操縦席に座るのはおかしいのではという、マニアからの話もありました。
 操縦士にしても、副操縦士にしても、機種ごとの免許が必要です。


 飛行機に乗っていると、機長または副操縦士からのアナウンスがあります。

 皆さんは、機長または副操縦士からのアナウンスで、女性の声を聞いたことがありますか。
 私は、全くありません。

 実は、ある程度の大型の機種に、女性の機長または副操縦士が乗っていないのが理由かもしれません。


 私は、今年、ヨーロッパ旅行に行ったとき、LH718というルフトハンザドイツ航空の便を利用しました。 
  Airbus A340-600ですから、相当大きい飛行機です。

 食事の後、寝ているうちに目が覚め、最後尾のCAさんのところに、ビールをもらいに行きました。呼び出しボタンを押すのは趣味ではありません。

 比較的若い女性に「ビール1缶」といったところ、「私は客室乗務員でないからわからない」と、肩の記章を示しました。
 黒地に3本の金筋が入っていましたから、副操縦士です。

 「なぜ、副操縦士がここにいるのか」聞いたところ、CAと話をするためと言っていました。すぐに、CAが来て、ビールをもらって席に戻りましたが、その副操縦士は、しばらく戻ってきませんでした。

 オートパイロットですから、飛行に問題はないのでしょうが、テロの危険を考えると、やっぱり危ないですね。

 もっとも、東洋行きのルフトハンザを狙うテロもないでしょう。

 到着前の、最後の挨拶を女性副操縦士がするのか聞いていましたが、男性機長でした。

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