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2014年バックナンバー

65歳以上が人口の25.9%

総務省は、平成26年9月14日、「敬老の日」に合わせて平成26年9月15日現在の高齢者の人口推計を公表しました。

 65歳以上の高齢者人口が3296万人(総人口の25.9%)、75歳以上が1590万人(同12.5%)となり、いずれも過去最高です。

 「団塊の世代」の昭和24年生まれが65歳になったのが一因で、4人に1人が高齢者、8人に1人が75歳以上となりました。

 「団塊の世代」


 「団塊の世代」とは、日本が平和を取戻した第二次大戦後、数年間のベビーブーム(Baby boom)に生まれた世代のことで、一般には「昭和22年(1947年)から昭和26年(1951年)頃までに生まれた人」と定義されます。

 義務教育の小学校中学校は受験競争は問題ないにしても、高等学校、大学の受験競争ははげしかったのでしょう。また、就職もそうですね。
 もっとも、就職は高度成長期で、難しくはなかったでしょう。

 私は、昭和30年(1955年)生まれで、小学校や中学校の運動場の片隅に、使われていない「プレハブ」の校舎が残っていたのを記憶しています。

 昭和30年(1955年)には、相当、出生数が減っていましたから。


 団塊の世代は、よく「食い逃げ」世代といわれます。日本の高度成長の礎(いしずえ)を築いたのは戦前の世代、確かに、高度成長を支えたのでしょうが、退職金は満額もらえ、年金も優遇されていると老後も恵まれています。

「特別支給の老齢厚生年金の対象者について」

 昭和28年4月1日以前に生まれた人は、厚生年金の報酬比例部分を60歳で受領できる世代です。

 昭和30年生まれの私は62歳からしか受け取れません。

 私の場合は、裁判官10年+司法修習生2年の12年間、結構な金額の国家公務員共済組合の長期共済金を納付していますから、62歳(平成29年10月)から、毎月3万数千円(隔月・倍額)の共済年金を受取れます。

 団塊の世代並なら、来年10月から「小遣い」が受取れていたはずですが・・


 いずれにせよ、65歳以上の人、女性が働かないと、日本の経済状態は苦しくなります。

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