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2014年バックナンバー

外来語

錦織選手の決勝戦は残念でしたね。
 もっとも、決勝戦までいくのが快挙中の快挙だそうです。

 「ボレー」(Volley)という言葉があります。
 空中に浮いたボールを、地面に着く前に直接ヒットすることです。

 テニスには「ボレー」がよく出てきます。
 ボールを地面に落として打ち返すのは「グラウンドストローク」です。
 また、サッカーでも「ボレー・キック」「ボレー・シュート」などがありますね。


 ちなみに、バレーボールというスポーツがあります。
「Volleyball」です。

 日本語にすると、「ボレー」と「バレー」違いますが、バレーボールは、空中でパス回しされるため、アタックを含めてすべてがボレーですから、バレーボールといいます。
 自陣コートにボールがバウンドすれば負けです。


 ちなみに、バレエ(ballet)は、バレーボールとは関係がありません。
 Volleyは英語、balletはフランス語です。

 バレエは、「西ヨーロッパで発生し広まった、歌詞・台詞を伴わない舞台舞踊」と定義されるそうです。クラッシックバレエ、モダンバレエなどですね。

 かつて依頼者に、「バレエ」の先生がいましたが、「バレー」と準備書面に記載したら、すべて訂正がされていました。
 「バレエ」の発音記号は「balei」で、日本語からすると、どっちでもよさそうな気がしますが(むしろ「バレイ」でしょうか)、こだわりのある方はこだわります。


 あと「バレー」と「ボレー」のように英語が同じなのに、日本語が違うのに、言語が同じという言葉があります。

 コインランドリーは、和製英語でも英語では「laundromat」と呼ばれます。
 「ランド」という発音ですね。

 「マネーロンダリング」という言葉があります。「money laundering」という英語です。
 「ランド」ではなく「ロンド」という発音になっています。

 どちらも「洗う」「洗浄」という言葉の派生語なのですが、全く違う言葉として認識されています。

 ちなみに、「ヘボン式ローマ字」というのがあります。
 ヘボン式ローマ字を作ったのは、アメリカ人医師のHepburnです。
英語での発音が幕末の日本人には「ヘボン」と聞こえたのでしょう。

 「ティファニーで朝食を」や「?ローマの休日」で有名な「オードリー・ヘップバーン」(Audrey Hepburn)と同じ姓です。

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