2014年バックナンバー
スイスの鉄道事故
転落した車両は木が落下を受け止めた状態となり、死者がいなかったというのが、不幸中の幸いでした。
氷河急行の運転区間の一部でもあり、ベルニナ急行の運転区間の一部でもある路線です。
ただ、全座席指定の氷河急行でもベルニナ急行でもなく、在来線普通電車だったようです。
けが人11人のうち、5人が日本人というのも「すごい」話です。
全座席指定の氷河急行やベルニナ急行なら、けが人に、半数近い日本人がいても不思議ではありません。
日本人観光客は、たいてい、全座席指定の氷河急行やベルニナ急行に乗車します。
パノラマカーですし、列車に乗りながら、一流の食事が座席で食べられる(氷河急行)というのが「うり」です。
もっとも、氷河急行やベルニナ急行は、シーズンによっては満席ということがありますし、ベルニナ急行はともかく、氷河急行の座席指定料は「ぼったくり」価格です。
また、座席固定で、左や右の座席に移って見ることはできません。
パノラマカーは、山は見えても、谷は見えません。
在来線普通電車でも、時間はあまり変わりありません。もともと、氷河急行やベルニナ急行は、ゆっくり走ります。
在来線普通電車指定料金は不要です。空いているので、景色を見るために、左右どちらの席にも、自由に移れます。
私は、今年は、ヨーロッパ旅行をしましたが、スイスには行きませんでした。
氏名が公表されなかったため、平成26年8月13日の事故に巻き込まれたのではという心配(期待?)をした人もいました。
死者はいませんし、日本人重傷者の年齢は70歳代と公表されていましたね。
スイスの山岳鉄道では、平成22年7月に「氷河急行」が脱線転覆し、日本人観光客1人が死亡する事故が発生しています。
死者がいるのに、運転再開が早いのに驚かれた人も多いでしょう。
平成26年8月14日以降、迂回ルートにて運行していた氷河急行およびベルニナ急行と普通列車ですが、平成26年8月16日より通常ルートでの運行再開がされています。
迂回ルートは、サンモリッツとクールとの間の最大の名所「ランドバッサー橋」を通りません。
「かき入れ時」ですからね。それにしても、割切り方はすごいですね。