2014年バックナンバー
スカイマークとA380
スカイマークが、欧州旅客機大手エアバスから大型旅客機「A380」の購入契約の解除を通告されたというニュースが流れました。
燃料費の高騰や、格安航空会社(LCC)との競争激化などで業績が悪化し、代金支払いのメドが立たないそうです。
燃料費の高騰や、格安航空会社(LCC)との競争激化などで業績が悪化し、代金支払いのメドが立たないそうです。
スカイマークの航空機はリースのため、実質無借金ですが、担保となるような不動産等も有していません。
スカイマークは平成23年、エアバス社から「A380」6機を約1900億円で購入する契約を結び、平成26年10月から平成31年12月までに順次受け取る予定でした。
新たな収益源とするため、LCCと競合しにくい長距離の国際定期便への参入を目指しており、A380を運航する考えだったようですが「甘かった」ですね。
スカイマークはA380を1機も購入できず、前払いした代金計265億円も「(スカイマークに)戻る可能性はかなり薄い」(西久保社長)ということで、エアバスが求める違約金は700億円規模に上ることが想定され、スカイマークの経営が悪化する恐れがあります。
といいますか、経営を続けられるのでしょうか。