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2014年バックナンバー

アイアンドーム

イスラエルのパレスチナ自治区ガザ地区で、イスラエル軍と、イスラム原理主義組織ハマスとが浮力衝突しています。

 イスラエル軍は、空爆だけではなく、地上攻撃も行っていますが、目的は、ガザからの秘密トンネル網の破壊と、ハマスのロケット弾攻撃を阻止することです。

 地区での戦闘は死者1000人をこえています。

 ガザ地区で民間人の犠牲が増大しているのは、イスラム原理主義組織ハマスが軍事拠点を住宅密集地に置くなど、一種の「人間の盾」戦術を駆使していることが原因です。

 ハマスが、学校に、大量の武器類を保管したりして、いわば「隠れみの」に利用しています。
 また、司令部は病院内にあるそうです。


 ということで、民間人の被害が出るのは仕方がないということですね。

 民間人に被害者がいることを国際的にアピールしています。

 だからといって、攻撃の手をゆるめるほど、イスラエルは「やわ」な国ではありません。
 「やらなければ やられる」という立場がそうさせるのでしょう。


 イスラエルは、ハマスから多連装ロケットや迫撃砲攻撃を受けます。
 「アイアンドーム」という対空武器体系でパレスチナ側のロケット砲攻撃をほとんど防いでいるそうです。

 アイアンドームは軍事用語ではC-RAM(Counter Rocket,Artillery,and Mortar)に分類される武器体系の一つ、飛んでくるロケット弾と野砲砲弾、迫撃砲弾を近距離で空中迎撃する対空防御システムのことで、弾道ミサイルを迎撃するミサイル防衛システムとは異なります。

 ハマスは、多連装ロケット737発をイスラエルに発射し、イスラエル軍は空き地に向かって脅威にはならない464発は放置し、残りの273発をアイアンドームで迎撃し、うち245発を空中で遮断したそうです。

 もっとも、イスラエル軍も、エルサレムに、ロケット弾を多数同時に打ち込まれれば、防ぎようもないでしょう。
 ロケット弾は安価です。

 ただ、そんなことになれば、イスラエル軍は、核兵器で報復するでしょうから、エルサレムに、ロケット弾を多数同時に打ち込まれるということは考えにくいということになります。


 ちなみに、首都に、射程の短いロケット弾を打ち込まれれば「アウト」という国は、韓国ぐらいです。
 普通は、国の首都は、他国との境界線から離れています。
 常識的に考えれば、韓国も、釜山あたりを首都にしておいた方が好ましいと思いますが、いったい何を考えているのかわかりません。

 首都が、他国と一番近いのは、オーストリアとの国境にある、スロバキア(チェコと別の国になりました)のブラチスラバですが、オーストリアから、ロケット弾は飛んできません。
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