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2014年バックナンバー

オーストラリアとの潜水艦開発の二国間協力

安倍首相が、オーストラリアとニュージーランドを歴訪していました。

 日本とオーストラリアは、平成26年7月8日も、潜水艦開発の二国間協力に合意しました。

 日本は、自国軍事技術の輸出につながると期待しています。

オーストラリア海軍は、コリンズ級ディーゼル攻撃型潜水艦を6隻していますが、老朽化に伴い、4000トンクラスの大型潜水艦の導入を計画してして、日本の「おやしお型潜水艦」の購入を希望しています。
 平成6年から平成20年までに11隻製造された、現役の新艦です。

 日本は、平成17年から製造し、平成21年から就役している「そうりゅう型潜水艦」が最新ですが、「おやしお型潜水艦」も、原子力潜水艦を除けば、「そうりゅう型潜水艦」に次ぐ、大きな潜水艦です。

 ソナーやスクリューも極秘事項ですから、「おやしお型潜水艦」を輸出するということには疑問があります。

 「武器輸出三原則」をご覧ください。

 ただ、日本が武器輸出をするにしても、哨戒艇や潜水艦などの艦船などを輸出したのでは技術が漏れて、逆に、日本が危なくなる可能性がありますから、いわゆる「モンキーモデル」、それも、相当劣化させた武器に限定するのが賢明だと思います。

 もっとも、戦車、装甲車、マシンガンなどを輸出し、技術が漏れたところで日本が危なくなる可能性が少ないですから、ある程度先端技術の入ったものでも、いわゆる「モンキーモデル」なら輸出して外貨を稼ぐのがいいと思います。

 日本は海に囲まれていますから、陸軍は、簡単に攻め入ることはできませんが、日本が海に囲まれていることは、世界のどこからでも、海軍が攻め入ることができることを意味します。


 オーストラリアは、民主国家ですから、選挙による政権交代があります。

 現政権は親日ですが、前政権はそうでもなく、中国と親しくしていました。

 技術流出は危険です。
 そうでなくても、オーストラリアにも、軍部を含め、中国のスパイが大勢います。
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