2014年バックナンバー
佐賀空港
武田防衛副大臣は、平成26年7月22日、佐賀県庁を訪れて古川康知事と会談し、17機全機を佐賀空港(佐賀市)に配備したいとして協力を要請しました。
また、また、武田副大臣は、沖縄県のアメリカ軍普天間飛行場同に配備されている海兵隊のオスプレイについても、辺野古へ移設するまでの間は佐賀空港へ移転することも検討していると伝えました。
なぜ、佐賀空港なのでしょうか。
現在、佐賀空港は国内線が羽田間を1日5往復、貨物便が週5往復、国際線が中国・上海間を週6往復、韓国ソウル間を週3往復就航しています。
滑走路が短いため、東南アジアなど遠方からの路線は望めない状態で、毎年2億円近くの赤字が続いています。
また、福岡空港が近くて、わざわざ佐賀空港を利用する必要はありません。
ただ、必要もなさそうな赤字空港なら、静岡空港や茨城空港などがあります。
極端な話をすれば、神戸空港など必要もなさそうです。西宮に住んでいる私としては便利ですが・・。
防衛省は沖縄県・尖閣諸島などの離島防衛の要として、長崎県佐世保市に創設予定の「水陸機動団」の輸送にオスプレイを使うことを想定しています。
佐賀空港は佐世保市から距離が近く、「水陸機動団の配備先としても、沖縄の負担軽減のためにも佐賀空港がベストだ」ということになります。
普天間基地移設問題ですが、沖縄に押しつけるというのも無責任な話です。
赤字の佐賀空港の有効利用の方法として、官民共用の空港にするというのは有効です。
なんといっても、極東有事の際、距離が短ければ短いほどよく、佐賀空港は適切だと思います。
なお、菅義偉官房長官は、アメリカ軍へ基地を提供する際には、関係する自治体へ新たな交付金を支給する考えも示しています。
一石二鳥どころか、一石三鳥、四鳥くらいですね。
いまだに、MV22オスプレイが危険だと思っている人もいるようですね。
マスコミが騒ぎすぎました。
原告のオスプレイについて、世界各国で、事故のニュースがあるでしょうか。