本文へ移動

2014年バックナンバー

マレーシア航空機の撃墜

アムステルダム発クアラルンプール行きのマレーシア航空ボーイング777型旅客機が、ウクライナ・ドネツィク市の東80キロメートルのところで撃墜され、乗客乗員295名が全員死亡しました。

 犠牲者の内訳は、オランダ192人、マレーシア44人、オーストラリア27人、インドネシア12人、英国10人、ドイツ4人、ベルギー4人、フィリピン3人、カナダ1人、ニュージーランド1人ということです。


 マレーシア航空の航空券は安く、私も、ヨーロッパに行くとき利用したことがあります。といいましても、最初からマレーシア航空を選択したのではなく、ルフトハンザを予約していたのですが、仕事のためキャンセルし、日程を変えようとして予約し直そうと思ったら、マレーシア航空の航空券しか残っていませんでした。

 往路は、関空・クアラルンプール・チューリッヒ、復路は、パリ・クアラルンプール・関空でした。
 もっとも、2度と利用していません。


 アムステルダム発クアラルンプール行きですから、オランダ犠牲者192人、マレーシア人犠牲者44人というのはある意味当然で、英国10人、ドイツ4人、ベルギー4人の犠牲者は、航空券代金を安く上げようとした可能性が大きく、オーストラリア27人、インドネシア12人、フィリピン3人、ニュージーランド1人は、クアラルンプール乗継ぎでしょう。
 カナダ1人というのは「よりによって」という感じですね。

 エアアジアなど格安航空会社(LCC)、他の大手航空会社との競争が激しくなり、収益が悪化し、2013年通期決算は11億7000万リンギット(約370億円)の最終損失となりました。

 マレーシア航空は、赤字決算が3年続き、経営難が深刻化していて、平成26年3月に239人乗りの北京行きボーイング777型旅客機が行方不明になったばかりでした。

 会社の存続すら危ういですね。
 わざわざ、マレーシア航空を使おうという人はいなくなりそうです。


 なお、ウクライナは、ウクライナの親ロシア派武装勢力に対し空爆を繰返していました。

 ウクライナの親ロシア派武装勢力が、爆撃機と間違えて、地対空ミサイル「BUK」(ブーク)により撃墜した可能性が高いそうです。

 危険として、迂回していた他の航空会社もあったそうですが、マレーシア航空は「まさか撃墜されまい」と、燃料節約のため、最短コースを飛行して撃墜されたようです。


 ボーイング777型旅客機は、墜落させようとする方が難しいという安全な旅客機で、日本の政府専用機に採用が内定されている機種です。

 アシアナ航空のパイロット(操縦していたのは副操縦士)が、サンフランシスコ空港で操縦ミスで墜落させ、マレーシア航空のクアラルンプール発北京行きが消息不明、今度は撃墜ですから、「お祓い」をしてもらった方がいいのかもしれません。
TOPへ戻る