2014年バックナンバー
有効引退年齢
「有効引退年齢」という言葉をご存じでしょうか。
「有効引退年齢」とは、労働市場から完全に退き、経済活動をこれ以上行わない年齢を指し、実質的な引退時期を意味します。
以下、男性に限定して話を進めます。
OECD平均は64.2歳だそうです。
ルクセンブルクの有効引退年齢は57.6歳、ベルギー59.6歳、フランス59.7歳と、3カ国が60歳に満たないそうです。
「有効引退年齢」が低いことはよいことです。
早く、悠々自適の生活が送れるわけですから・・
もっとも、せっかく、まだまだ働ける人が、早々と引退してしまうのは、国全体として「もったいない」ことかも知れません。
日本は、69.1歳だそうです。
OECD平均は64.2歳に比べ、5年間長く働いています。
日本の場合、経済的たちいかないから69歳まで働かざるをえないという人は、必ずしも多くないと思います。
働けるなら働きたいと思っている人は多いでしょう。
特に趣味が多いわけでもありませんし、西欧人のように、何もしないでくつろいでいるのが「幸せ」と考える人も少ないでしょう。
なお、70歳をこえて働くのは、メキシコと韓国だけだそうです。
どうなんでしょう。
働かないと生活していけないのか、働くことが好きなのか。
メキシコは、働かないと生活していけないというのが正しいかも知れません。
韓国は、どうでしょう。
日本に近いのでしょうか、メキシコに近いのでしょうか。