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2014年バックナンバー

LCC航空券のオークション

国内の格安航空会社(LCC)の「航空券」が、インターネットのオークションサイトを通じ、転売される例が目立っているそうです。

 事故時の身元確認やテロ対策が難しくなるとして、各社とも、転売は禁じています。

 LCCの航空券は、種類にもよりますが、最も格安な運賃の場合、キャンセルしても払い戻しができず、「紙くず」になります。
 もっとも、株券と同じで、電子化されていますから(eチケット)、文字通り「紙くず」になるわけではありません。

 国際線の場合、航空券(eチケット)控えとパスポートを提示しますから、他人は乗れません。
 国内線の場合、極端な話をすれば、誰が乗ってもわかりません。

 もっとも違法です。典型的なLCCの規約は以下の通りです。電車の切符とは違います。
 なお、一定額を支払えば、名義変更を認めるというLCCもありますが、オークションでの購入は不可です。

「3 運送を受けようとする場合は、旅客は、当社規則に従って正当に発行されたeチケットお客様控及び身分証明書その他当社が定める本人確認のための証拠となるものを提示しなければなりません。
 旅客の提示する航空券が10条A項6号のいずれかに該当する場合には、その旅客は運送を受ける権利を有しません。
 
10条A項6号 旅客が提示する航空券が、次のいずれかに該当する場合
 (a) 不法に取得されたもの又は航空券を発行する運送人若しくはその指定代理店以外から購入されたもの
 (b) 偽造されたもの」


 もちろん、都合が悪くなって、オークションに出す場合もあるでしょう。

 もっとも、いわゆる「ダフ屋」に近い出品もあるようです。

 安い時期にまとめ買いをしておいて、直前の高くなった時点で売却するということですね。

 毎週のように週末や日程の良い往復航空券を出品したりしていると、かなり怪しいですね。

 LCCは、出発直前になると、通常の大手航空会社と値段が変わらなくなります。
 当日なら、ほぼ同じ金額です。

 LCCの航空券は、現物の受け渡しの必要がないので(番号さえメモしてあれば、搭乗券の発行が受けられます)、手軽といえば手軽です。


 もちろん、違法です。
 身分証明証の提示ができなければ搭乗できないという危険があります。

 私は絶対買いません。
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