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2014年バックナンバー

故宮博物院展

台北市にある故宮博物院展が日本で開催されるそうです。
 ちなみに、北京にも故宮博物院がありますが、宝物はないに等しいと言っていいでしょう。

 「台北・故宮博物院の展覧会」をご覧ください。

 平成26年6月24日~9月15日までですが、目玉の「翠玉白菜」の展示期間は、6月24日~7月7日までだそうです。

「台北・故宮博物院の展覧会」

 平成26年10月7日~10月30日までですが、目玉の「肉形石」の展示期間は、10月7日?10月20日までだそうです。


 故宮博物院の展覧会はこれまでアメリカ、フランス、オーストリア、ドイツで開かれたのみとのことですが、例えば大阪から東京と福岡で、それぞれ宿泊して、ごく一部の展示物を見るより、台北に格安ツアーでいった方がいいでしょう。
 一緒の部屋に展示されています。

 もっとも、本土の中国人旅行者で「いっぱい」ですから、静かに鑑賞するということは難しいです。
 毎週金曜、土曜の開館延長時間帯(午後6時30分から午後9時)が「狙い目」といわれています。
 この時間帯、本土の中国人旅行者は、食べるのに忙しく「芸術鑑賞」どころではありません。


 なぜ、宝物がほとんど、台北・故宮博物院にあるのでしょうか。

 昭和12年、日中戦争が始まり、日本が侵攻してきたとき、北京の紫禁城にあった宝物が、北京から上海、南京、さらにに奥地へと疎開しました。
 日中戦争が終わると、今度は、国民党と共産党の内戦が始まり、財宝は負けた国民党とともに台湾へ逃れたという経緯です。


 私のエントリーである「チベット」をご覧ください。

 現地ガイドということで思い出したのですが、いままで一番秀逸だとおもった話は、台湾の現地ガイドさんの話で、「故宮博物院には、中国にあるすべての宝物が移され保管されています」「残念ながら、万里の長城は持ってくることはできませんでしたが」というものでした。

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