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2014年バックナンバー

千の風になって

平成26年4月16日午前8時55分ごろ、韓国南西部の珍島付近を航行中だった仁川発済州島行きの旅客船の船体が突然左舷側に傾き、沈没しました。

 平成26年5月8日午前10時の段階で、搭乗者476人のうち172人が救助(2名減りました)、269人の死亡が確認され(2名増えました)、35人が行方不明となっているということです。

 なくなられた方のご冥福をお祈りいたしますとともに、安否不明者に生存者がおられることを祈念いたします。船内は難しいかも知れませんが・・


 日本で大ヒットした曲「千の風になって」の韓国語版(歌出しが「私の写真の前で泣かないでください」となっているそうです)が各地の追悼行事などで流されているそうです。

韓国のテノール歌手、イム・ヒョンジュさんは近く、追悼曲として発売し、収益金の全額を事故の遺族に寄付すると表明しました。
 日本人の感覚からすると、行方不明者がいる段階では、少し早そうです。

 「千の風」は、作者不詳の英語の詩(Do not stand at my grave and weep)に、作家の新井満氏が翻訳して曲をつけ、テノール歌手、秋川雅史氏さんが歌ったことによりヒットしました。

 原詩は「作者不詳」ですから、著作権もないでしょう。

Do not stand at my grave and weep,
I am not there, I do not sleep.
I am in a thousand winds that blow,
I am the softly falling snow.
I am the gentle showers of rain,
I am the fields of ripening grain.
I am in the morning hush,
I am in the graceful rush
Of beautiful birds in circling flight,
I am the starshine of the night.
I am in the flowers that bloom,
I am in a quiet room.

 英語の詩も「韻をふむ」のですね。


 韓国のテノール歌手が、追悼曲として発売し、収益金の全額を事故の遺族に寄付するのはいいのですが、作曲家が日本人であり、収益金の一部が日本へ渡るという理屈になります。

 一部に「収益金の一部が日本へ渡る」のは「おもしろくない」という人もいるそうです。
 その発想が理解しにくいですね。

 もっとも、日本人ですから、気前よく寄付しそうな気がします。もっとも、個人の一存で決められるかどうかまでわかりません。
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