2014年バックナンバー
千の風になって
平成26年5月8日午前10時の段階で、搭乗者476人のうち172人が救助(2名減りました)、269人の死亡が確認され(2名増えました)、35人が行方不明となっているということです。
なくなられた方のご冥福をお祈りいたしますとともに、安否不明者に生存者がおられることを祈念いたします。船内は難しいかも知れませんが・・
日本で大ヒットした曲「千の風になって」の韓国語版(歌出しが「私の写真の前で泣かないでください」となっているそうです)が各地の追悼行事などで流されているそうです。
韓国のテノール歌手、イム・ヒョンジュさんは近く、追悼曲として発売し、収益金の全額を事故の遺族に寄付すると表明しました。
日本人の感覚からすると、行方不明者がいる段階では、少し早そうです。
「千の風」は、作者不詳の英語の詩(Do not stand at my grave and weep)に、作家の新井満氏が翻訳して曲をつけ、テノール歌手、秋川雅史氏さんが歌ったことによりヒットしました。
原詩は「作者不詳」ですから、著作権もないでしょう。
Do not stand at my grave and weep,
I am not there, I do not sleep.
I am in a thousand winds that blow,
I am the softly falling snow.
I am the gentle showers of rain,
I am the fields of ripening grain.
I am in the morning hush,
I am in the graceful rush
Of beautiful birds in circling flight,
I am the starshine of the night.
I am in the flowers that bloom,
I am in a quiet room.
英語の詩も「韻をふむ」のですね。
韓国のテノール歌手が、追悼曲として発売し、収益金の全額を事故の遺族に寄付するのはいいのですが、作曲家が日本人であり、収益金の一部が日本へ渡るという理屈になります。
一部に「収益金の一部が日本へ渡る」のは「おもしろくない」という人もいるそうです。
その発想が理解しにくいですね。