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2014年バックナンバー

生活環境差手当

パナソニックは、平成26年3月16日、中国で深刻化しているPM2.5の問題を踏まえ、中国駐在員に対する「生活環境差手当」を増額すると発表しました。

 中国で操業する日本企業では初の措置とみられています。

?この手当増額は、平成26春における労使交渉の一環です。

 「餃子の王将」を展開する王将フードサービスが、労働組合側のベア2500円の要求に対し、ベアを4倍の1万円としたことなどもありますから、パナソニックの「生活環境差手当」については、労働組合側からの要求か、パナソニックからの提案かはわかりません。


 なお、中国は広いですから、PM2.5の影響も、北京や上海などはひどいものですが、香港や深?(しんせん)に行くと比較的「まし」なようです。

?北京の米国大使館の発表によれば、北京市のPM2.5の濃度は1立方メートルあたり、400μgをたびたび超えているそうです。

 中国当局や北京市は、PM2.5の発表をしていませんから、業を煮やした米国大使館が、独自に測定して発表しています。

 ちなみに、世界保健機関(World Health Organisation、WHO)の安全ガイドライン基準は、1立方メートルあたり、25μgですから、北京市のPM2.5の濃度の1立方メートルあたり400μgは、安全ガイドライン基準の16倍以上です。


 日本の「企業戦士」も大変です。

 労災保険は下りるのでしょうか。

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