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2014年バックナンバー

基礎年金の納付年齢の引上げ

平成26年3月12日、厚生労働省が、全国民に共通する基礎年金(国民年金)の保険料納付期間を、現在の20~59歳の40年間から延長する方向で検討に入ったことがわかりました。

 納付期間の延長は、年金制度が安定して続くかを5年ごとに点検する「年金財政検証」に合わせた制度改革の柱になるそうです。
 厚生労働省は、延長による年金額への影響などを検証のなかで試算し、その結果をふまえて平成26年6月以降に議論し、年内に具体策をまとめる方針となっています。


 現行制度でも、国民年金には「任意加入制度」があります。

 60歳までに老齢基礎年金の受給資格期間(25年)を満たしていない場合や、40年の納付済期間がないため老齢基礎年金を満額受給できない場合は、任意加入できます。

1 老齢基礎年金の受給資格期間(25年)を満たしていない場合は70歳までの10年間
2 年金額を増やしたい場合は、65歳までの5年間


 納付期間が延びれば、もらえる年金額も増えます。
 当たり前の話です。

 問題は、60歳になっても、まだ国民年金を5年間支払わなければならないということです。
 民間企業のサラリーマンや公務員は、嘱託等としての雇用がありますが、自営業者は大変です。


 少子高齢化に連動した年金の減額が視野に入っていて、年金減額をやわらげるねらいがあるということですから、怖いことです。


 なお、期間延長は義務にせず、任意で選べるようにする案もでているようですが、当然のことかと思います。


 ちなみに、私は、あと1年5か月たてば、国民年金の保険料の納付は不要となります。

 私は、20歳のとき大学生でしたが、22歳8か月で司法修習生となって国家公務員共済組合に加入するまでの2年8か月、国民年金は払っていません。
 ですから、国民年金について満額はもらえません。

 任意加入すべきかどうかの問題です。

 ただ、私は、「憎まれっ子世にはばかる」の反対解釈、「アホは長生きする」の反対解釈、「美人薄命」の類推解釈により早死にすると推測されますから、任意加入はしないつもりです。
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