2014年バックナンバー
中国経済の懸念
中国の経済は大丈夫でしょうか。
「中国:2150兆円の債務さらに膨らむ恐れ・bloomberg」
中国の統計数値は「あて」にできないといわれています。
中国の政府の負債は21兆ドル(約2150兆円)だそうです。
そのうえで、また、中国には、シャドウ・バンキング(影の銀行)の経営危機の問題や、高利回りの投資商品や社債のデフォルト(債務不履行)の懸念などがあります。
pm2.5に対して、対処する余力もないようですし、中国の経済は、本当は、相当「危ない」かも知れません。
日本は財政危機といわれています。
日本の名目GDP約480兆円で、政府債務約1000兆円、中国は名目GDP約980兆円で政府債務約2150兆円ですから、名目GDPに対する政府債務は同じ比率ですから、その理屈でいえば、中国も、相当危険水域にあるといえます。
中国の経済がうまくいかなくなれば、世界的に経済に悪影響が出ます。
日本も例外ではありません。
中国では、平成26年3月8日に発表された、平成26年2月の輸出が前年同月比18.1%減と、市場関係者の予想中央値(7.5%増)から大きく乖離しました。
平成26年3月9日の中国上海総合指数 は2%を超す大幅続落し、中国の通貨である元も下落しました。
日本は、ストックが十分にあり、自転車操業ではありませんから、成長率がどうであれ、経済がたちいかなくということはありません。
しかし、中国は、自転車操業に近く、成長率が鈍化すれば、経済が「こける」可能性があります。
大丈夫なのでしょうか。