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2014年バックナンバー

国名と国旗

中央アジア・カザフスタンのナザルバエフ大統領が国名を変更する考えを表明しました。

 ウズベキスタン、タジキスタンなど国名に同じ「スタン」が付く近隣の旧ソ連諸国との違いを出し、地域大国を世界にアピールする狙いだそうです。中央アジア最大の国土(約272.5万平方キロ)と豊富な石油・天然ガス資源を持っています。

 「スタン」はペルシャ系言語で国を意味します。

 カザフスタン大統領は、「スタン」のつく国が多い地域で、カザフスタンの知名度が埋没しているとの認識を表明し、人口が約1600万人のカザフより少ないモンゴル(約280万人)を引き合いに「スタン」の付かないモンゴルが外国人の関心を呼んでいると述べ、国名変更の必要性を指摘しました。
 
 その前に、キルギスタンが「キルギス」と国名を変えています。


 ちなみに、ソチオリンピックの男子フィギュアで銅メダルをとったデニス・テンは、カザフスタンの選手です。

 日本、中国、カザフスタンと、男子フィギュアは、アジア人がメダルを独占しました。

 カザフスタンは、金メダルなら、2500万円の報奨金を与える予定でしたが、銅メダルならいくらなんでしょう。


 また、ニュージーランドのキー首相は、平成26年1月、国旗がオーストラリアと似ているとして、デザインの変更の是非を問う国民投票の実施を検討する考えを示しました。

 イギリス連邦加盟国であるニュージーランドの国旗には、イギリスとの関係を示すユニオンジャックが左上に描かれ、南半球で見られる南十字星を表す4つの赤い星が右側にデザインされています。

 オーストラリアの国旗はユニオンジャックに六つの白い星が描かれています。

 キー首相は、ラグビーのニュージーランド代表・オールブラックスが使っているシダをあしらったデザインがふさわしいと述べました。

 英連邦加盟国では、カナダが、ユニオンジャックが描かれた国旗を変更し、「メープルリーフ(カエデの葉)旗」を採用した例があります。


 もっとも、紛らわしい国旗としては、モナコの国旗とインドネシアの国旗があります、
 違いは、縦横の比率だけですから、ボール型の国旗にすれば、区別がつきません。

 どちらも、相手国が、国旗を変えることを望んでいます。
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