本文へ移動

2014年バックナンバー

イルカ猟

ケネディーアメリカ大使が、ツィッターでイルカ猟を批判しました。

 個人の意見ということなのでしょうが、立場からしてよくないということは、大使館員から事後にゆっくり「ご進講」されているでしょう。
 キャリア外交官ではありませんから、さらに「出世」ということも考えていないでしょう。

 「イルカ漁等に対する和歌山県の見解」をご覧ください。

 クジラとイルカは、動物の分類上に差はありません。

 クジラとイルカを区別している基準は、大人に成長した時点で、体長が4メートルを超える種類をクジラ、4メートル未満の体長の種類をイルカとしています。
 もちろん、クジラが4メートルになるまでイルカと呼ばれるということはありません。
 たまたま、特定のイルカの体長が4メートルになったからといってクジラと呼ばれるわけではありません。


 和歌山県は、クジラ漁、イルカ猟がさかんな県です。

 イルカなどの小型鯨類は国際捕鯨委員会(IWC)の管理対象外で、各国が自国の責任により管理することとなっています。

 日本でも捕獲対象となるイルカの種類ごとに、調査に基づいて、資源に影響のない範囲の頭数を捕獲する、つまり、資源量が十分な種類のイルカに限り、毎年種類ごとに捕獲頭数が定められています。


 国民によって、どの肉を食べるかについては、食文化があります。

 肉や魚は、基本的に屠殺しないと食べられないですから、ベジタリアンでもない限り、クジラやイルカ猟を非難する正当な理由はありません。

 また、たとえば、韓国の人は犬の肉を食べますが(全員ではありません。念のため)、だからといって、日本人としては、韓国の人が、韓国内で、韓国の犬を屠殺して食べることについて、たとえ野蛮だと思っても、余計な口出しをすべきではないでしょう。

 ちなみに、日本人は、クジラ肉を食べて犬肉は食べず、中国人は、クジラ肉を食べず犬肉は食べ、韓国人は、クジラ肉と犬肉の両方を食べます。


 それと同じで、日本人が、日本の領海やEEZの範囲内、あるいは、どこの国の領海でもEEZでもない海でとれる、クジラやイルカを食べることを批判されるいわれはありません。


 和歌山県のホームページに「日本は四方を海に囲まれた島国で、古来より海産物を重要なタンパク源として利用してきました。鯨やイルカもその一部で、縄文時代からの長きにわたり食べられてきたことが判明しています」「急峻な地形を有する和歌山県の紀南地方は耕作地に乏しく、沿岸に来遊する鯨やイルカを古くから食料としてきたことはごく自然なことであります」と記載されているとおりです。


 ちなみに、私は、小学生の時、さんざん鯨肉を食べさせられていて、おいしいとは思いませんから、わざわざ鯨肉を食べることはありません。

TOPへ戻る