2014年バックナンバー
高松出張
私は、昭和59年(1984年)10月から、昭和61年(1986年)3月まで、高松地方・家庭裁判所の裁判官として働いていました。30年少し前のことになりますね。
私は、四国に親戚がいるわけでもありませんので、弁護士として、初めての高松出張でした。
といいますか、弁護士になってから、四国の裁判所へ行くのは初めてのことです。
私が、高松地方・家庭裁判所に勤務していたときは、宇高連絡船で行くしかありませんでした。
瀬戸大橋は、昭和63年(1988年)4月に供用開始となっています。
高松駅が自動改札になっていました。
なんと、ICOCAが使えるということでした。
「プリペイド型非接触ICカード」をご覧下さい。
JR四国のICカードは、JR西日本のICOCAを利用ということです。
私は、INACAやKASOCA(CASOCA)を予想していたのですが、はずれました。
岡山市から香川県のごく一部で利用可ということのようです。
もっとも、JR四国は、長期低迷のようです。
ホームに並んでいる松山や高知行きの特急は、電車ではなくディーゼルカーで3、4両程度で客がまばら、徳島行きの急行は単線のディーゼルカーで、急行料金をとって、対向車の通過待ちをするという惨状に変わりはないようです。
JR九州は「羽振り」がよくなっています。
JR北海道は、相次ぐ事故や、データ改ざんなどが明るみに出ています。
JR四国は、「羽振り」がよくなっているわけではありませんが、問題もなさそうです。
鉄道ですから、安全第一ですよね。
裁判所は、どこへ行っても、基本的に同じですし、変わってもいません。
ただ、家庭裁判所の庁舎が新しくなっていました。平成16年に建替えになったようです。
立派な庁舎になっていました。
国の予算ですから、気前がいいですね。
四国全体が、人口減少で過疎化が進む中、「もったいない」気がしないでもありません。
そういえば、和歌山地方家庭裁判所も、平成26年1月から、3階建ての老朽化した庁舎から、6階建ての新庁舎になっています。
やはり、国の予算ですから、気前がいいということですが、全国に先駆けて人口が減少していることもあり、やはり「もったいない」気がしないでもありません。