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2014年バックナンバー

テロリスト記念館

菅義偉官房長官は、平成26年1月20日、初代韓国統監の伊藤博文を暗殺した安重根の記念館が中国北東部のハルビンに開設されたことに対し、中韓両国に抗議したと明らかにしました。

 菅官房長官は、平成25年11月19日の会見で、韓国が、暗殺現場の中国・ハルビン駅に安重根の碑建立を計画していることに関し、「安重根は犯罪者だと韓国政府に伝えている」と不快感を表明していました。
 どこの国に、殺人罪により死刑判決を受けたテロリストの碑を建設する国があるのかということになります。

 今度は「記念碑」どころか記念館に「昇格」しているわけですから、開いた口がふさがりません。

 中国については、ある程度対話が必要かと思います。
 ある程度、計算的に動いているということがわかります。
 放置しておくと経済的に損もありますし、危険です。

 韓国については、「対話のドア」を開けておくのはいいですが、放置するのが最善かと思います。
 中国と異なり、放置しても経済的に何の損もありませんし、何の危険もありません。

 ところで、中国がよく同意したと思います。
 国内にウイグルなど少数民族の独立問題を抱える中国にとって「テロリストによる破壊活動を称賛することになる」(日本外交筋)として、推進は疑問とする見方が強かったからです。
 ウイグルやモンゴル、チベットの独立派が、中国人指導部の要人をを暗殺することの推奨にすらなりかねませんね。

 独立派を刺激しても、それ以上に得られる何かがあると思っているのでしょうか。

 というより、情報の統制をしていますから、記念館などは、中国国内で報道されていないかも知れません。

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