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2014年バックナンバー

たま駅長

 「ゆるキャラ」がブームになっています。

 また、動物を駅長にして集客をはかるということもよくあります。

 JR和歌山駅と貴志駅(和歌山県紀の川市)を結んでいる和歌山電鐵貴志川線という単線のローカル線があります。
 その昔は南海電鉄が運営していたのですが、赤字で「廃線」となるはずだったところ、岡山県資本の電鉄会社が丸ごと買取り、和歌山電鐵という会社を設立しました。

 土地勘のある人は、極めて少ないでしょうが「よく、南海が存続させていたものだ」という路線です。
 ちなみに、いくつの駅名が読めるでしょうかか。1駅、2駅を除いてすべて読めれば、相当な「鉄道通」です。

 和歌山駅
 田中口駅
 日前宮駅
 神前駅
 竈山駅
 交通センター前駅
 岡崎前駅
 吉礼駅
 伊太祈曽駅
 山東駅
 大池遊園駅
 西山口駅
 甘露寺前駅
 貴志駅

 和歌山電鐵は、いろいろ知恵を出して、路線を観光地化しました。

 和歌山電鐵は、「いちご」「おもちゃ」「たま」をモチーフにした電車を走らせました。

 和歌山電鐵は、平成19年1月5日、三毛猫の「たま」を終点の貴志駅長に「任命」しました。
 もう片方の和歌山駅の駅長にするわけにはいきません。

 平成26年1月5日、たまの就任7周年を祝う式典が開かれました。
合わせてたまを同線の全14駅を束ねる総駅長に昇進させる人事も発表されました。
 ちなみに、本当の人が駅にいる、いわゆる「有人駅」は、和歌山駅と伊太祈曽駅だけです。

 ちなみに、仕事で、和歌山電鐵貴志川線に乗る機会がありました。

 結構な客数です。
 土曜だったので、地元の人より観光客が多いくらいでした。

 中国語をしゃべる団体がいることにびっくりしました。
 多少はうるさいものの、割り込みをしようという礼儀知らずの人はいなかったので、台湾からの観光客だと思います。

 ちなみに、たま駅長は、三毛猫ですから、突然変異がない限り、メスです。
 万一、オスであっても、生殖能力はありません。三毛猫のオスは、結構高値で取引きされます。
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