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よもやま話 バックナンバー1/2

トレードオフ

夏の高校野球で、地区大会予選を突破し、甲子園出場する高校が決まってきています。

 野球の盛んな県、盛んでない県があります。
 近畿地方、大阪府、兵庫県、京都府、和歌山県、奈良県、滋賀県などは野球が盛んです。
 もちろん、首都圏など人口の多い都や県も盛んですね。

 プロ野球の一軍登録選手の出身県を調べて出身県ごとに数え、人口で割って計算したところ、一番、プロ野球の一軍選手が多いのは和歌山県だそうです。

 新聞記者の分析によりますと、和歌山県は高校野球が盛んということはもちろんなのですが、他の要因があるとのことです。
 和歌山県には、Jリーグがありませんね。同じような規模の県でも、大分にはJ2のトリニータ大分があります。
 和歌山県のスポーツの得意な児童生徒は、サッカーを選ばず野球を選ぶ、よって、プロ野球の選手が多いということだそうです。

 アメリカのサッカーチームがなぜ弱いのかということが話題になることがあります。
 サッカーのワールドカップでも、優勝候補にあげられたりしません。
 アメリカは、野球のプロリーグ、アメリカンフットボールのプロリーグ、バスケットボールのプロリーグ、アイスホッケーのプロリーグなどがあり、サッカー・オンリーではないからといわれています。
 有望な選手は、他のスポーツをめざすということですね。


 なお、囲碁の世界で、日本の棋士は、中国や韓国に比べて一段劣るといわれています。
 これも同じ理屈で、日本には、囲碁の「ライバル」としての将棋が盛んなため、有望な棋士は、囲碁と将棋に分散されてしまうからと言われています。
 仮に、日本に将棋がなかったら、日本の囲碁の棋士は、中国や韓国にまさっている可能性が大きいのかも知れません。
 いずれ、中国には抜かれるでしょうが・・

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