よもやま話 バックナンバー1/2
ワンパターン
選挙が近いですね。
選挙運動はワンパターン化しています。
泡沫候補を除く候補者全員が「苦戦しています」「もう一歩です。あと少し皆様のお力添えをいただきたい」と口をそろえていいますね。
事前の調査の結果、楽勝であるということが予想されている候補者であっても「苦戦しています」と言います。
確かに、「楽勝です」などと言えば、投票してくれるはずの有権者も「自分が投票しなくても当選する」として投票してくれません。
その結果、落選したらたまりません。
選挙など何が起こるかわかりません。
事前の調査の結果、大差をつけられ敗北必至である候補者であっても「もう一歩です。あと少し皆様のお力添えをいただきたい」と言います。
「大差を付けられています」などと言えば、逆に、投票してくれるはずの有権者も「投票しても無駄だ」として投票してくれません。
少しでも僅差にして、捲土重来を期するのが候補者です。
衆参の「くらがえ」もあります。
弁護士会にも、単位会によっては、会長選挙があるときがあります。
各会派(派閥)の弁護士が選挙運動をするのですが、終盤まで来ると、候補者全員が「苦戦しています」「もう一歩です。あと少し皆様のお力添えをいただきたい」と口をそろえていいます。
ただ「何があるのかわからない」というのが選挙なんですが。