よもやま話 バックナンバー1/2
なぜ1番でなければいけないんですか?
事業仕分けで、与党議員が「次世代スーパーコンピューターはなぜ1番でなければいけないんですか?2番じゃだめなんですか?」と質問していましたね。
もちろん、何でもかんでも、世界で「1番」である必要はないでしょう。
ただ、次世代スーパーコンピューターは計算道具として汎用性が高いものです。
次世代スーパーコンピューターが、世界で1番の性能を持つことは、さまざま研究分野で「めざましい」成果をあげることに貢献する可能性が高いといえます。
「2番以下では、研究競争に不利なので、優位性を保つため1番でなければなりません」ということになりますね。
結果的に、2番以下になることは「やむを得ない」ことだと思います。
みんな「1番」ということはありえません。
しかし、最初から「2番以下」を目標に定めるのは賢明ではありません。
「2番以下」を目標にすると、さらに「それより下」の順位になってしまいます。
「引分け」をねらいにいくと、「負ける」ものです。「勝つつもりでいって」やっと「引分け」ですね。
話はかわりますが、オリンピックやワールドシリーズの準優勝の選手やチームを覚えてくれると思いますか?
アメリカの歴代副大統領や、大統領選で選挙で敗北した候補者を覚えてますか?