本文へ移動

よもやま話 バックナンバー1/2

履歴書

求職のためには「履歴書」が必要ですね。

 写真を貼付し、氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、学歴・職歴、資格(運転免許、英検○級、TOEICの点数など)、賞罰、志望の動機、本人の希望労働条件、家族構成などを記載します。また「アピールポイントを」記載したりします。

 私自身は、「求職のため」「履歴書」というものを書いた経験はありません。

 司法修習生採用の時は、司法試験合格証明書の他に、氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、学歴・職歴、賞罰などを記載した記憶がありますが、司法試験に合格しているのに、刑罰でも受けていなければ、採用されない理由はありません。

 裁判官任官の時も記載事項は一緒です。
 「志望の動機」欄など、あるはずもありません。

 弁護士登録の時は、裁判所発行の裁判官時代の履歴を記載して提出することが義務づけられていました。おそらく「賞罰欄」を見るためでしょう。
 なお、裁判官退官後、イソ弁として勤務していた時期がありましたが、雇用弁護士とは面接だけでした。
 牧歌的ですね。

 ちなみに、私の略歴は「取扱業務と弁護士プロフィール」に書いてあります。日前幼稚園と、和歌山市立宮小学校と和歌山市立日進中学校は省略しています。
 他の弁護士さんホームページでプロフィールを見ることがあるのですが、私ほどくわしく書いている弁護士さんはいないようです。
 学歴を省略する弁護士さんは多く、その理由はわからないでもないのですが、生年(月日)を省略する弁護士さんが多いのには驚きます。女性ならともかく、男性が生年(月日)を隠すというのはおかしいですよね。何か理由でもあるのでしょうか。

 逆に、司法修習生の弁護士としての採用の経験はありませんから、雇用者として履歴書を見たことはありません。
 また、事務員採用の時も、書面審査によるスクリーニングはしていませんから、履歴書を見たことはありません。
 
 もはや「終身雇用」といっていられる人は、少数派になっているかも知れません。
 自ら選んだ転職、やむを得ない事由での転職がさかんになっています。
 ちなみに、「履歴書の書き方」などというホームページがあります。
 「手取り足取り」という感じですね。
 修正液で修正したり、プリクラの写真を貼付したりする人は本当にいるのでしょうか。

TOPへ戻る