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よもやま話 バックナンバー1/2

オリジナル?コピー?

ある文章があるとします。
 それが、全くのオリジナルか、誰かの文章を写したものかの区別は、どこでみるのでしょう。
 オリジナルの文章の記載者に、写すことの承諾を得ていれば問題ありません。
 承諾を得ていなければ「盗用」「盗作」です。

 まず、内容が客観的に正しく、ケアレスミスがなければ、同じ内容の文章が複数あっても不思議ではありません。
 内容が間違っていない以上、全く別の人が、正しい文章を書くということは「ありうる」からです。

 ただ、内容について、客観的に見て誤りがあるときは、多数の人が「同じ誤り」をするかどうかによって判断されます。
 よくある「誤り」なら、同じ間違いをしたからといって、誰かの文章を写したかどうかはわかりません。
 ただ、まれな「誤り」なら、同じ間違いをしていれば、誰かの文章を写した可能性が高いでしょうね。
 もっとよく分かるのは、「ケアレスミス」です。変換の間違いとか、字の重複・欠落部分まで同じならば、通常は、誰かの文章を写したと判断せざるをえません。


 ちなみに、コンピュータプログラムなどには、わざと、本来の機能と関係のない冗長な部分に、自分の子や愛犬の名前をわざと入れておくそうです。
 プログラムの盗用かどうか問題になったとき、「みんな考えることは同じで自分のプログラムはオリジナルだ」と主張しても、他人の作成したプログラムの「子や愛犬の名前」が入るわけではありませんから、盗用ということがわかります。

 私のコラムの文章には、他の人とは違った「くせ」があります。
 私の文章を、引用せずに、自分の文章として書くと「盗用」がわかることがあります。
 もっとも、私の文章を、わざわざ盗用しようと考える人があるとも思えません。

 ところで、私のコラムは、一応「オリジナル」です。大幅な引用は「報酬欄」くらいです。旧大阪弁護士会報酬規定をダウンロードしています。

 私のコラムが、現在のところ、ほぼ毎日追加されているため、「どこかの団体からの提供ですか?」と聞く人もあります。
 そういう業界があるようですね。

 ただ、少し「勘のいい人」は、「私のホームページ」に「ケアレスミスが多い」よって「オリジナル」であろう。そう考えるそうです。

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