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よもやま話 バックナンバー1/2

人間の認識力

マイクにはマイクが音を拾うのに適した向き範囲があります。
 マイクには指向性のあるマイクと指向性のないマイクがあります。
 単一指向性のマイクなら一方向からの音を拾い、双指向性のマイクなら二方向のからの音を拾います。
 無指向性のマイクは、マイクを中心に360度全ての向きから音を拾えます、というか、拾ってしまいます。

 無指向性のマイクで録音したテープレコーダあるいはICレコーダを再生すると、肝心な音が聞きにくく、雑音が「やたら」多いと感じることが通常です。

 テープレコーダあるいはICレコーダの性能が低いのでしょうか。
 通常そういうことはありません。
 雑音は、テープレコーダあるいはICレコーダのせいではありません。

 普通、人が他人の話を聞くとき、「雑音だらけ」ではなく「クリア」に聞こえるのは、人が、無意識に、自分の聞くべき音を選別しているからです。
 客観的には、通常の生活空間では「雑音だらけ」というのが実情です。


 また、サイトによっては、手続きを先に進めるとき(ひやかしではなく「購入の意思あり」だったり、ブログにレスをつけたり、トラックバックをしたりするとき)、表示されている英数字の入力の要求をすることがあります。

 表示される英数字は、妙に歪んでいたり、大きさがバラバラだったり、細い斜線が入ったりしています。
 これは、人間は、多少歪んでいても、大きさがバラバラでも、細い斜線が入っていても、英数字を認識できるという能力があるからです。

 機械で自動的に大量に処理されると困るので、人が、一つ一つ処理している、機械が自動的に処理しているのではなく、人間が真剣に処理していることを担保する目的なのです。
 この機能がついていないブログなどには、アダルトサイトなど、無意味なレスやトラックバックついていますね。


 ある意味で、人間は「あいまい」なものも処理できます。 
 「融通」がききますが、えてして、「思いこみ」で誤処理をしてしまうこともあります。
 たかが人間、されど人間ですね。

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