よもやま話 バックナンバー1/2
迂回路
再開のめどは工事が終わる平成24年春ごろですから、2年半程度です。
「迂回路」をご覧下さい。
大阪で住んでいる、あるいは、大阪で働いている人は、地図を見れば、なるほどと思うでしょう。それほど、ポビュラーな場所です。
閉鎖される通路の西側ある交差点は、テレビをよく見る人なら、一度はご覧になったことがあると思います。
ここにある横断歩道は、いかに大阪人が「せっかち」であるかということを示す「典型的な」「交差点」です。
もっとも、テレビ局の意図的なアングルによる撮影もあります。
歩行者用信号が赤で「残り10秒」の時、JR大阪側から歩き出す人がいます。
「せっかち」のように見えますね。
ただ、この歩行者用信号は、5秒刻みで残時間が変わるのですが、この歩行者用信号は、何秒たっても10秒のまま、いきなり青になります。
JR大阪側から人が歩き出す瞬間、南北の自動車用信号は何色だと思いますか。
「青」それとも「黄色」
どちらも間違いです。
とっくの昔に黄色から赤に変わっています。
ただ、確かに、JR大阪側から歩き出す人がいても、阪急側から歩き出す人はいません。
南から来る車は、ごくわずかなのに対し、北からは「いらちな」自動車が、信号無視をして(ゆうゆう止まれる位置で黄色になったのに、ブレーキを踏まずにアクセルを踏む)走り抜けますから、阪急側から歩き出す人はいません。
また、ここを突破すれば、次の信号を青で走り抜けることができ、次の交差点で、東西方向の信号が青になるための長い待ち時間を節約できますから余計です。
逆に、南から来る方向に走る車は、御堂筋が一方通行の関係で、直進車はなく、左折してくる車ばかりで、スピードは出ていません。そのうえ、走る自動車が多くありません。
JR大阪側から、赤で歩き出しても、よほど無茶な運転をする自動車のいない限り危険はありません。
ということで、テレビは、
1 JR大阪側から人が「残り時間10秒=普通の信号なら青」で、歩き出す瞬間、東西の自動車用信号が、とっくの昔に黄色から赤に変わっていることを意図的に写していません。
2 JR阪急側設置カメラからのみの撮影で、JR大阪側から歩き出す人がいても、阪急側から歩き出す人は写しません。
大阪駅に来られる方は、一度ご覧になったらおもしろいと思います。
北からは「いらちな」自動車が、信号無視をして走り抜けますから、わざと、歩行者用信号の残り病数を10秒前で止めています。田舎から来た人は、歩行者用信号を操作でもしないと、北から爆走してくる自動車に本当にひき殺される可能性があります。
地元の人は、わかっていますから、歩行者用信号が青になったからといって、すぐに歩き出しません。右からの自動車がないことを確認した上で歩き出します。