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よもやま話 バックナンバー1/2

国鉄分割と幹部候補生

昭和62年4月1日に、国鉄は、JRとして6つの地域別の旅客鉄道会社(JR東日本・JR東海・JR西日本・JR北海道・JR四国・JR九州)と1つの貨物鉄道会社(JR貨物)に分割され、民営化されました。
 これらのJR各社は、昭和62年4月1日に発足しました。

 サービス業としての「体をなす」ようになったと言われています。

 ただ、国鉄時代「キャリア」と呼ばれた幹部候補生として採用された大学の同級生が2人います。
 6つの地域別の旅客鉄道会社と1つの貨物鉄道会社の7分割されたわけですが、国鉄時代「キャリア」と呼ばれた幹部候補生たちは一体どうなったのでしょう。

 出身地のある旅客鉄道会社に配属になる場合が多かったようです。
 大学の同級生は、それぞれ愛媛県出身、福岡県出身だったのか、JR四国・JR九州に配属されました。
 いずれ、JR四国・JR九州のトップ、あるいはトップに準じるポストに昇進するんでしょうが、JR東日本・JR東海・JR西日本などのトップならやりがいがあるのかもしれませんが、JR北海道・JR四国・JR九州のトップなどは「針のむしろ」かもしれません。
 現に、国鉄分割民営化の時点で、累積赤字は37兆1000億円に達していましたが、このうち、25兆5000億円を日本国有鉄道清算事業団が返済し、残る11兆6000億円を、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR貨物、新幹線鉄道保有機構(平成3年解散)が返済することになりました。経営難の予想されたJR北海道、JR四国、JR九州は、返済を免除されました。

 つまり、借金など返済している余裕は全くなしということですね。

 出身地によって、上り詰めたところが「やりがいのあるポスト」なのか、「針のむしろに近いポスト」なのかでは天と地ほどの違いがあります。

 何か納得いきません。
 私が国鉄に入っていたら、分割後はJR西日本、出世すればやりがいはありますね。
 といっても、信楽高原鉄道正面衝突事故の次は、尼崎JR脱線事故。
 何か、呪われている気がします。

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