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よもやま話 バックナンバー1/2

ものも言いよう

アメリカのジョークに以下のようなのがあります。

If a diplomat says, "yes," he means "Maybe."
If a diplomat says, "Maybe," he means "No."
If a diplomat says, "No," he's no diplomat.

(外交官は、Yesという。YesといったらMay beのことである。
 外交官が、May beという。May beといったらNoのことである。
 外交官が、Noといったら、もはや外交官ではない。)

 一方

If a lady says, "No," she means "Maybe."
If a lady says, "Maybe," she means "Yes."
If a lady says, "Yes," she's no lady.

(淑女は、Noという。NoといったらMay beのことである。
 淑女が、May beといったらYesのことである。
 淑女が、Yesといったら、もはや淑女ではない。)
 なかなか、含蓄の深いジョークです。

 もっとも、弁護士は、相談者から見込みを聞かれたときに「できない」ことを「多分」とか、「多分」であるのに「できる」と言って、事件を受任してはならないことになっています。

 このことは、弁護士基本職務規程(弁護士倫理)にも定められています。

 ちなみに、弁護士は、内心では「勝てる」と思っても「勝てる」とは絶対言いません。
 一方当事者からの事情聴取にすぎませんし、相手方にどんな証拠があるかも知れません。

 顧問先で、何件も事件をやってもらっている場合を除き(この場合、会社担当者が本当のことを言うか、嘘を言うことがあるか、弁護士はあるい程度知っています)、「勝てる」と言い切った弁護士さんに依頼するのは危険です。
まともな弁護士は「勝てる」と思っても、相談者に「勝てる」とはいわないものです。

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