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よもやま話 バックナンバー1/2

エコ

環境保護がさけばれています。

 その昔から、環境保護を言い続けていた国があります。
 スイスです。

 特に、ツェルマット(Zermatt)は、マッターホルン山麓にあり、アルプス観光の中心地のひとつです。

 ツェルマットは、そこからでもマッターホルンが眺められるのですが、ゴッタルド鉄道に乗って、別の角度からのマッターホルンを楽しめたり、また、ゴルナーグラート展望台からは、モンテローザ(実は、マッターホルンより標高は高いのですが「見栄え」がしないので、あまり有名ではありません)を見たり、最近は、日本人の熟年者でもハイキング(下りの方が楽ですから)を楽しむ人も増えていますし、それを「売物」にするツアーもあります。

 普通の自動車は、ツェルマットに入ることは許されずツェルマットには、電気自動車か馬車しか走っていません。自動車は1駅前のTaeschまで、そこから、電車に乗り換えることになります。

 「普通の自動車はツェルマットにはいることを許されず」というのが「建前」にすぎないということがわかったことがあります。

 数年前、マッターホルンの朝焼けを見ようとして、ホテルで早い目に寝ました。
 目が覚めたのが午前3時過ぎ。
 ホテルにいても仕方がないので、セーターなどを着て防寒対策をして、ツェルマットの町を散策することにしました。
 な、なんと、普通の自動車、それも、トラックが食料品などを満杯に積んで、ツェルマットの町中を走っているのを見てしまいました。

 まあ、どこにも「本音」と「建前」があるのでしょうね。
 まさか、朝の3時過ぎに、のこのこ歩く「観光客」などいないと思ったのでしょう。

 ある意味「興ざめ」ですが、よく考えてみると、何十軒のホテルがある観光地ツェルマットで消費される膨大な食料や日用品を、登山電車のみで運べるはずはないですよね。

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