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よもやま話 バックナンバー1/2

はいチーズ

日本では、写真をとるときの合い言葉は「はいチーズ」ですね。

 外国でもカメラを撮る時には、現地語で「はい、チーズと言うのでしょうか。
 結論から言うと言わないようです。

 日本の「はい チーズ」は、英語圏の一部の人の「Say cheese」からとったのものようです。
 チーズという発音をすると、口が横に開いて笑ったときのようになるそうなのですが、厳密に言えば「チー」のところで口は横に開きますが、「ズ」で口は閉じられますから、「チー」のところがベストショットなんでしょうが、そこでシャッターを押すと、不意をつかれて、目が閉じたりした写真ができますから、「ズ」でシャッターを押すのがルールです。

 もっとも、普通は、各国語で「1、2、3」と言い、「3と言ったところで」シャッターを押すのが多いようです。なぜ「3」なのか、わかりやすいように、カウントダウンして「3、2、1」でいいようにも思いますが、そうなっていません。
 英語なら「one two three」ですし、ドイツ語なら「eins zwei drei」、韓国語なら「ハナ、トゥル、セ」ですね。何か、ドイツ語は、旧制高校寮歌の歌い出しのようです。

 外国へ行って、日本人は、なぜか、外国人シャッターを押してもらうよう頼まれることが多いようです。
 まず、日本はメカの国と思われ、外国人の持ってるカメラも、たいてい日本製ですから、扱いなれていると思っているのでしょうね。
また、日本人は、カメラを渡されたからといって、そのまま逃げたりしません。日本人は、親切をよそおった外国人に持ち逃げされることがあるようですが・・
 外国人に写真を撮ってもらうなら、小さい子供連れの夫婦に撮ってもらうのが賢明です。逃げられる恐れがありません。

 外国で、シャッターを押すように頼まれたら、そこがドイツや韓国であっても、「one two three」というのがいいでしょうね。
 なお、日本以外のどこの国でも、「はいチーズ」などとやると、「きょとん」とした顔をされます。

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