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よもやま話 バックナンバー1/2

水鳥

この世に生きている生物は、みな、それなりに必死で生きています。

 一見すると、楽をしているように見えても、実際はそうでないことが多いものです。
 例えば、白鳥とか、あひるとか、その他水鳥がいます。
 確かに、表面上は、水の上を何の苦労も知らないかのように進んでいきます。

 しかし、水鳥は優雅そう静かに泳いでいますが、見えない水の中では、水かきをバタバタさせ、一生懸命前に進もうとしています。水かきをバタバタさせせるのを止めてしまいますと、前へ進めません。
 物も食べられませんし。外敵に襲われる可能性もあります。

 人も、一見すると「楽をして生きている」ように見えるかも知れません。

 しかし、プロ選手は、優雅にプレイしているように見えますが、絶え間ない自己鍛錬と練習をしています。努力なくして、優秀なプレイヤーはありません。

 弁護士も、他の弁護士から「楽して」いるように見える弁護士もいます。

 しかし、多くの場合、「苦労していない」ように見せる戦略です。
 弁護士の仕事は、人を相手にする仕事です。
それも、何らかの不幸をかかえた人ばかりです。

 いつも「テンパッテいる」様子で「いそがしい」「いそがしい」としている弁護士に「流行っているから」という理由で頼む依頼者もいるかも知れませんが、自分の事件が遅くなるという理由で敬遠する依頼者もいるでしょう。。

 「何でも知っている」ふり、「悠々と仕事をしている」ふり、「お金にこだわらない」ふりをした方が賢明かも知れません。

 一般に、人の能力や運に、さほど大差はありません。

 「楽をして」そうにみえる弁護士さんは、水鳥と同じで、水の上を「すいすい」泳いでいるようにみられることがある人もいるでしょうが、その実、水鳥が、見えない水の中では、水かきをバタバタさせ、一生懸命前に進もうとしているように、人知れず、努力をしているものです。

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