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旅・交通 バックナンバー2/2

地方在住者の不便

その昔、金沢地方裁判所に出張する事件がありました。
 蟹のシーズンが終わったころから出張をはじめ、翌年の蟹のシーズンになる前に終了しました。

 サンダーバード・雷鳥の本数が少ないため、結構、金沢駅で時間をつぶします。

 日本旅行などの、海外旅行のツアーのパンフレットをみると、成田発と関空発のものが混在していました。

 通常、大阪でしたら、ニューヨークやロシアなど、関空から直行便がない都市へ行くツアーを除けば、たいてい、関空発です。

 金沢出身の方にうかがったのですが、たいてい、どちらかを選ぶそうです。
1 サンダーバード、はるか乗り継ぎで関空発
2 小松空港、富山空港から羽田空港。成田にリムジンバスで行って成田発

一瞬「両方選べて便利」と考えましたが、そんなことありませんね。
 どっも不便です。

 岡山や広島の方が、はるかにのって新幹線で帰るというのを聞くと気の毒ですね。

 今は、地方の空港からでもソウルの仁川空港への便があり(地方公共団体の資金が出ているそうです)、そこから、韓国系の便でヨーロッパや北米に行く旅行者もいるそうです。それはまたそれで、大変でしょう。


 私(西宮市居住・大阪市勤務)のように、電車やリムジンで1時間強(意外かも知れませんが、西宮市から関空までは、大阪市内を素通りする阪神高速湾岸線は渋滞知らずで早いです)、関空から海外に行けるのは、むしろ恵まれている方なんですね。
 関空にいくまで小旅行、関空からかえっても小旅行、前泊あり、後泊ありというのはかないませんね。

 もっとも、関空からの海外直行便数が少なくなりつつあり、結構、伊丹から羽田・成田乗継ぎの方面が増えていくのは寂しい気がします。
 東京一極集中、関西も地盤沈下なんでしょうね。

あまり大声ではいえませんが、大阪弁護士会某元会長さんが、第二関東大震災でも来ないと関西の復権はありえないとおっしゃってました。

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