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旅・交通 バックナンバー2/2

スイス旅行に使用される空港

ツアーではなく個人でスイス旅行を考えているとします。

 空港はどこにするのがいいでしょうか。
 スイス自体が日本の九州と同じくらいですから、スイス全国を駆け足で周遊するなら、どこの空港にしても同じです。

 まず、頭に思い浮かぶのがチューリッヒ国際空港とジュネーブ国際空港でしょうか。
 もっとも、チューリッヒ国際空港とジュネーブ国際空港しか思い浮かばない人もいるかも知れません。

 チューリッヒ国際空港はドイツ語圏、スイス全体からして北東端にある空港で、ジュネーブ国際空港はフランス語圏、スイスの西の端にある空港です。他に、バーゼル(スイス第2の都市)とベルン(スイスの首都)に国際空港がありますが、スイスに住んでいればともかく、日本人は普通は使わないでしょう。

 意外なようですが、ミラノ・マルペンサ国際空港も、「スイスにアクセスする空港」をごらんになればおわかりになりますが選択肢に入ります。

 特にイタリア語圏の、ルガノ、ロカルノや保養地コモ湖に行く場合は、ミラノの空港以外に選択肢はないといっていいでしょう。
 また、マッターホルンの麓の町ツェルマットに電車で行くには、ブリーク(Brig)という駅まで行って氷河急行に乗っていくのですが、ミラノから1時間20分ですが、ジュネーブからも、チューリッヒ(ベルン乗換)からも2時間以上(厳密には、Brig手前のVispから乗ります)かかります。

 これは、スイスとイタリアの地図をみればすぐわかることで、スイスへのツアーなども、チューリッヒ国際空港やジュネーブ国際空港ではなく、ミラノ・マルペンサ国際空港に降立ち、バスでツェルマット(厳密には、ツェルマットにはガソリン車乗入禁止なのでToeschで電車に乗換)に行くというツアーももちろんあります。

 また、厳密にいえばフランスですが、モンブランの麓の町シャモニへも、ジュネーブと比べてわずかに時間はかかりますが、ミラノから行くことも可能です。ですから、ミラノ・マルペンサ国際空港に降立ち、シャモニに行くというツアーもあるようです。

 基本的に、関西国際空港からスイスへの空港の定期便の直行便はありませんが、関西国際空港からミラノ・マルペンサ国際空港への空港の直行便はあります。

 スイス旅行といえば、マッターホルン、モンブラン、グリンデルワルト・ユングフラウが目玉ですから、マッターホルン→ユングフラウ→モンブラン、モンブラン→ユングフラウ→マッターホルン、それなら、ミラノが一番効率的と考えられるかも知れません。
 もちろん、ルッツェルン、マイエンフェルト(ハイジの村ですね)は、グリンデルワルト・ユングフラウから「ついで」に行けばいいだけの話です。

 関西国際空港からのスイスのツアーが、ミラノ発着になっているものも含まれているのは、こういった地理的関係があるためです。
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