司法 バックナンバー 1/3
弁護士数の推移
弁護士数の増加にはすさまじいものがあります。
「弁護士の人口ピラミッド」をご覧下さい。
西暦表示がなされています。
1980年(昭和55年)は、私が裁判官になった年です。
弁護士数は1万1000人くらいいました。
1990年(平成2年)は、私が裁判官を退官して弁護士になった年です。
弁護士数は1万4000人くらいいました。
2000年(平成12年)は、私が弁護士10年目の年です。
弁護士数は1万7000人にまで増加しています。
2010年(平成22年)は今年です。5月時点で2万8811人になっています。
1年内に3万人をこえるのは確実でしょう
ここ30年で弁護士が3倍増したことになります。
主として、若い先生が「事件難」に「あえぐ」理由もわからないではありません。
「弁護士年齢構成 」をご覧下さい。
なお、80歳以上という方は、仕事をされている方はまずないでしょう。
弁護士会費は、私の場合、年間51万4200円ですから、月額4万3000円くらいでしょう。
老齢疾病のため仕事ができなければ、弁護士会費の免除申請ができます。
死亡時まで「弁護士」という肩書きだけは持っていることができます。
圧倒的に30歳代が多いですね。
40代よりも、50代、60代よりもはるかに多いです。
この世代が「競争」がはげしいことになります。
私も、50歳代になってわかったことですが、自分より年下の弁護士に依頼したくないという依頼者が案外多いものです。