旅・交通 バックナンバー1/2
コンチネンタル・ブレックファーストとアメリカン・ブレックファースト
ヨーロッパなどのホテルの朝食の欄を見ると「コンチネンタル・ブレックファースト」と「アメリカン・ブレックファースト」という記載がなされいることがあります。
違いは何でしょう。
「コンチネンタル・ブレックファースト」は簡素です。
普通は、パン(+バター・ジャム)とコーヒー・紅茶・ジュース・ミルクなどの飲物程度の簡素な朝食です。運が良ければ、ハム、ゆで卵がつくことがあります。
運良くゆで卵がついている場合を除き、焼いたり茹でたものはありませんね。「冷たい料理」(Kaltes Essen)と言われます。
「アメリカン・ブレックファースト」は、パン(+バター・ジャム)とコーヒー・紅茶・ジュース・ミルクなどの飲物の他に、サラダ、卵(スクランブルドエッグ・ゆで卵)、ハム・ソーセージ・ベーコン等がつきます。
焼いたり茹でたものがあります。「温かい料理」(Warmes Essen)と言われます。
ちなみに、イングリッシュ・ブレックファーストは、イギリスで「3食とも朝食であったらいいのに」と言われるほど豪華なものです。
通常のホテルなら、バイキング方式ですね。
一般に、「コンチネンタル・ブレックファースト」がつくホテルは経済的ホテル、「アメリカン・ブレックファースト」がつくホテルは通常、あるいは、豪華ホテルと考えても、大きくはずれることはないでしょう。
昔は、ヨーロッパのホテルといえば、朝食付きが「当たり前」でした。
今、朝食ありか、朝食なしか、選べるホテルが増えています。予約時、あるいはチェックイン時に申込みます。
値段と、「コンチネンタル・ブレックファースト」か「アメリカン・ブレックファースト」かを聞いて、朝食付きか朝食なしを選ぶことになります。