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OA・コンピュータ バックナンバー

ウェブ魚拓

「ウェブ魚拓」というサービスがあります。

 「せっかくニュース記事などにリンクを張ったのにリンク先が消されていた、という経験はありませんか」「ウェブサイトを簡単に記録して」「ブログなどからリンクを張って利用できます」という利用方法が示されています。

 「消される前に」「保管しておく」というツールですね。

 大阪地検は、平成22年12月21日、大阪地検特捜部に勤務していた高宮英輔検事を、容疑者のアリバイに関する供述を捜査報告書から削除するよう大阪府警の男性巡査部長らに指示したとして、減給3カ月の懲戒処分としたと発表しました。
「検事の活動の公正さに疑念を抱かせる不適切な行為」をなしたとの判断です。

 高宮英輔検事は、平成22年12月20日付で、特捜部から総務部に異動になっています。

 まあ、大阪地検には、逮捕される検事さんが多数おられますから、驚くことではないのかも知れません。

 ところで、法務省のホームページには「検事を志す皆さんへ」というページがあります。
 「刑事事件の捜査」「刑事事件の公判」をクリックすると「先輩からのmessage~現場の検察官から~」という「先輩からの一言」のコーナーがあります。

 高宮英輔検事も「先輩からの一言」を寄せていました。
 しかし、上記不祥事のため、抹消されてしまいました。
 しかし「すばやい」人はいるものです。
 抹消される前に、「ウェブ魚拓」をとっていました。

 「高宮英輔検事」

 ずいぶん「良いこと」なことを言っています。

 今、ホームページを持っている弁護士が増えています。
 弁護士が、逮捕されたり、不祥事があると、ホームページを削除してしまいます。
 不祥事程度なら若干のタイムラグがあります。「逮捕」の場合は、どうしようもありません。

 私が、逮捕されたり、不祥事をしでかしたとします。ホームページの削除にかかります。
 しかし、その時には、時既に遅し、「ウェブ魚拓」をとられていて「さらしもの」になるということになりますね。

 まあ、逮捕されたり、不祥事をしなければ、何の問題もないのですが・・・

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