本文へ移動

OA・コンピュータ バックナンバー

カセットウォークマン販売終了

平成22年10月22日、ソニーは、カセットテープ対応の携帯音楽プレーヤー「カセット・ウォークマン」の販売を終了すると発表しました。30年以上のの歴史に幕をおろしたことになります。

 平成22年4月末の段階で最後の5モデルの出荷をすでに終えており、店頭の在庫が順次なくなり次第、姿を消すことになります。
 中国メーカーで委託生産している海外向けは販売を続けられます。
 日本で、カセットタイプのウオークマンを持っている人はないですね。
 相当年代物の自動車のオーディオも、自家用車なら、カセット式のものにお目にかかりません。

 ウォークマンは、昭和54年に登場し大ヒットしました。
 今では当たり前となっている、「音楽を持ち歩く」とのコンセプトで、ライフスタイルも大きく変えました。

 昭和54年といえば私は司法修習生、ドイツ留学中に購入した記憶があります。
 国内の値段より安く(13%の付加価値税込み。当時、日本には消費税がありませんでした)、日本で「高値」でもうけていることがよくわかりました。
 日本で買っていったカメラも同じでした。

 ウォークマンに話を戻し、名称は、カセットタイプからCD、MD対応を経て、ネットからメモリーにダウンロードするデジタル方式の現行タイプへと継承されています。
 ウォークマンの累計販売台数は、平成22年3月末までで、世界中で約4億台販売されたそうです。

 デジタル方式のウォークマンは、最近、米アップルの「iPod(アイポッド)」と抜きつ抜かれつの激しいシェア争いを繰広げています。

 時代は変わっています。
 しかし「音楽を持ち歩く」というコンセプトは、斬新なものでした。

TOPへ戻る