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OA・コンピュータ バックナンバー

ホームページとブログ

依頼者から「ホームページ拝見させてもらっています」、弁護士仲間から「ブログ見てますよ」と、最近よく言われるようになりました。

 私のホームページは、依頼者や相談者が見ると「ホームページ」にみえ、弁護士仲間が見ると「ブログ」にみえるようです。イソップ物語の「こうもり」のようなものですね。
 もっとも、依頼者からも「先生のブログ」と言う方が多くなりました。

 また、弁護士仲間は、法律コラムを「ざっと」は見ていますが(「このコラムはおもしろかった」といってくれますが、何に興味を示すかが「全くバラバラ」です)、やはり、よく見ているのは「雑記帳」で、素人向けのワンポイント解説などには全く興味がないようです。

 前回のコラムでも書きましたが、そもそも、ホームページとブログの違いは何でしょう。

 「ホームページ」とは、「ブログも含めインターネットエクスプローラーなど様々なブラウザで見ることのできる「htmlファイル」等の形式で書かれてる物の総称」となっています。
 また「ブログ」とは「ホームページ」のひとつの類型で、「weblog」の略。となっています。

 ブログか、狭義のホームページかを区別するメルクマール(「判断基準」のこと。ドイツ語です)は、以下のようなものと説明書に記載されています。

 1 作成・編集・更新頻度
   従来のホームページの場合は、htmlといわれるものを書いたり、専用のソフトを使ったりしなければホームページを作成することができまず、更新のときも、自分のパソコンで更新部分を書き換えた後、更新したページをサーバーに送る必要があったりして、ホームページの更新というのは慣れないと面倒な作業です。ブログは、新しいブログの作成も、記事の編集も、ブラウザから簡単に行うことができます。
   従来のホームページの場合は、更新頻度は多くできませんが、ブログは、更新頻度を多くすることができます。

 2 記事の順序
   従来のホームページの場合、ページはジャンルごとにまとめられていることが多く、トップページから自分の読みたいジャンルへと進んでいくことになり、ページの表示順序は、ホームページ製作者が自由に決めることができるのに対し、ブログの場合、記事は新しい記事が上に来るように時系列に並びます。最新の情報をすばやく読むことができますが、重要であっても古い情報は下のほうに埋もれがちです。

 3 コメント機能とトラックバック機能
   従来のホームページの場合、コメント機能はありませんが、ブログには、他の人が書いた記事に対する自分の意見を書くことのできる機能があります。
   また、従来のホームページの場合、トラックバック機能はありませんが、ブログには、相手のブログに「あなたのブログ記事にリンクしました」ということを伝える、トラックバック機能があります。
   ということは、「ブログは炎上が心配」、「従来型ホームページは、ひとりよがりになりがち」ということになります。

 法律コラムについては、ジャンル分けをちゃんとしたいですし、関連のあるコラムはまとめておきたいので、ジャンル分けの他、エントリーの作成日時を本来の作成日にせず操作して、コラムの順番を並べています。
 また、法律相談を書き込まれると大変なこと、法律事務所のホームページが「炎上」しては話になりませんので、コメント機能、トラックバック機能を完全に殺しています。

という基準で考えると、私のホームページは、従来のホームページでしょうか、ブログでしょうか。
 1はブログ的(使用しているソフトは、「Movable Type」というブログソフトを使用していますから、更新が容易にできます)、2は法律コラムはホームページ的、雑記帳はブログ的、3はホームページ的です。
 
 ただ、 ということで、ホームページ的な要素と、ブログ的な要素が混在している「どちらとでもとれる」存在のようです。

コラムの更新頻度が原則1日1回なのと、「雑記帳」で、法律問題以外の文章を書いているということです。

 雑記帳は、私が、法律とゴルフだけの話題しかない弁護士というわけではありませんとのアピールの目的がはいっています。

 なお、毎日コラムを書いているわけではありません。
 コラムのストックが70を超えましたから、2ヶ月強は、全く書かずにアップできます。
 毎日書けるほど、弁護士はヒマな職業ではありません(1週間に7つ書けるほど「ヒマな職業か」という反論がでそうですが・・。まず、平日には書けませんよね)

 なお「正月料金はなぜ高い」というコラムのように、前回正月にアップを忘れたため、今回の正月まで「ストック」されていたコラムもあります。保管料金がかかるわけではありませんが、かなり「目障り」でした。

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