債務(借金)問題
債務・借金
奨学金滞納とブラックリスト
前に 「奨学金、3か月滞納するとブラックリスト」というエントリーを記載しました。
「平成21年度末現在の奨学金滞納額は660億円。将来的に回収不能の恐れのある債権は2253億円」「同機構は平成20年11月25日に信用情報機関に加盟」「奨学金の返済を3か月以上滞納した卒業生の氏名などを、今後、債務情報を管理する個人信用情報機関に登録する」との内容です。
平成22年度(平成22年4月1日)から、日本学生支援機構(旧日本育英会)は、回収強化のため、平成22年度から3か月以上の滞納者の情報を、銀行系や信販会社系の信用情報機関に登録し始めています。
つまり、3か月以上奨学金を滞納すると、ブラックリストにのることになります。
一度登録されると、返し終えても7年間記録が残り、クレジットカードや住宅ローンの利用が制限される可能性があります。
日本学生支援機構は、平成22年度末時点で123万1378人に総額1兆118億円を貸出し、3か月以上の滞納額は約2660億円に上っていました。
日本学生支援機構によると、平成22年度のブラックリスト登録件数は4469件、平成23年度のブラックリスト登録件数は、平成24年今年2月末現在で5899件となっていて、累計ブラックリスト登録者は計1万368件に達しています。
ちなみに、全学生の人数に対する、日本学生支援機構や大学から奨学金を受ける学生の割合も増えており、同機構の調査で初めて5割を超えています。