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債務(借金)問題

債務・借金

銀行の手数料

銀行で、時間外にお金をおろすと105円、他の銀行でお金をおろすと105円、時間外に他の銀行でお金をおろすと210円の手数料がかかります。

 繁華街のATMなどでは、結構、時間外にお金をおろしている人を見ます。

 私など、不思議でなりません。

 私が他の金融機関、あるいは、時間外におろすのは、年に1度あるかないかです。
 理由は、職業柄、数万円の現金はいつでも持っています。
 それでも足りないときは、クレジットカードで払います。

 あと、私は、特に最近の「銀行」は嫌いです。

「手数料でもうけようとする魂胆」「窓口の人員配置の少なさ」「投資信託のしつこい勧誘」。
 銀行が、キャッシュカードの不正使用があっても、約款で責任を負わなかった当時は、1日の引出額は実質無制限、銀行が、キャッシュカードの不正使用により責任を負うようになってから、1日の引出額は50万円までに制限と、やることが露骨です。

 振込手数料も高いですね。
 某銀行に至っては、ATMによる同行同支店振替で210円の手数料はとるは、ATMコーナーに、現金を入れる封筒がなく、「プロミス」「アットローン」「銀行ローン」「クレジットカード」のパンフレットが並べてあるなど最悪です。
 
 と、話はそれてしまいましたが、自己破産の依頼に来る人の預金通帳をみると、通常、105円、210円の手数料のオンパレードです。
 基本的に、あまり、現金を持つだけの余裕はないのでしょう。クレジットカードも限度額いっぱい借り、限度額いっぱい利用ているしょう。

 しかし、基本的に、金利・手数料の「馬鹿らしさ」に気づいていないことが問題だと思います。
 100万円を18%で借りると、1日500円。
 0.29%だと1日800円。
 信じられない高利です。

 100万円を18%で借りた1日500円、0.29%で借りた1日800円に比べると、105円や210円の手数料は安いと思うのでしょうね。
 最初から、金銭感覚が「マヒ」しているとしか考えられません。

 年金生活者、生活保護受給者は別ですが、「これから」という依頼者には、破産手続き・個人民事再生手続きをとっている期間中に「まともな金銭感覚」を身につけてもらうようにしないといけません。

 破産手続き・個人民事再生手続きは、一生に一回、破産手続き・個人民事再生手続きが終点ではなく、これからの長い生活の出発点なのですから。

西野法律事務所
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