2015年~2017年バックナンバー
LINE内容の漏洩
ベッキーさんは、週刊文春の発売日前日に謝罪会見を行いました。
謝罪会見後に発売された週刊文春に、先週の週刊文春が掲載されることを前提としたベッキーさんと川谷氏の不倫のやりとりの「LINE」のスクリーンショットが掲載されました。
ベッキーさんは無期限休業となりました。
あとの「LINE」のスクリーンショットが命取りでした。
一体、誰がどのようにして最初の「LINE」のスクリーンショットを入手したのか、また、ベッキーさんと川谷氏が、文春が最初の「LINE」のスクリーンショットを入手して週刊誌が発行されることがわかったあとの「LINE」のスクリーンショットを入手したのか不思議に思いますね。
最初の「LINE」のスクリーンショットは、川谷氏の関係者が川谷氏のスマートフォンを利用して、撮影したのかも知れません。
これは「よくあること」です。
しかし、最初の「LINE」のスクリーンショットが週刊誌に掲載されるとわかってからの「LINE」のやりとりについて、川谷氏の関係者がスクリーンショットを撮影することは考えにくいです。当然、川谷氏もガードは堅くしているはずで、他の人にスマートフォンを渡すはずはありません。
ごく一部の情報が漏れただけであれば、さまざまな可能性が考えられるものの、「LINE」でやりとりされた会話が、おそらくは、すべて第三者に「つつぬけ」になっていたことになります。また内容が「つつぬけ」になっていただけではなく、スクリーンショットを自由に取ることができたのはなぜかという疑問が生じます。
メールアドレスとパスワードを設定すれば、パソコンやiPadで「LINE」を見ることができます。
しかし、パソコンならテキストファイルになってしまい、iPadならiPhoneのスクリーンショットにはなりません。
漏洩ルートについて、結構、いろいろな人がいろいろなことを言っています。
その中で、私が一番可能性の高いと思うのは、以下のルートです。
川谷氏が、iPhone6を利用していたところ、平成27年9月にiPhone6sが発売になり、機種変更をしたとき(「LINE」を入れたiPhoneを、パソコン内にiTunesを使ってバックアップ。新しいiPhoneにバックアップデータを移す)、「LINE」の内容がiPhone6sに移ります。
川谷氏は、機種変更し新しくなったiPhone6sを、何事もなかったかのように使い続けます。
しかし、不要になったiPhone6から、データ移転前の「LINE」の内容だけではなく、データ移転した後の「LINE」の内容を見ることができるということだそうです。
不要になったiPhone6を入手していれば、データ移転した後の「LINE」はすべて見ることができ、スクリーンショットも自由にとれるということだそうです。
考えてみれば、怖いことですね。
私は、古いパソコン(WindowsXP)から新しいパソコン(Windows7)へのデータの移転を業者に任せ、古いパソコンのHDDの廃棄も業者に任せました。ドリルで、穴を開けるらしいです。
スマートフォンのデータ移転を業者に任せて、古いスマートフォンを捨てないということはありえます。管理も甘くなるでしょう。
iPhoneを作っているアップルの担当者は「これを機に、パスワードの大切さを認識して欲しい」と言います。万が一クローンが誰かの手に渡っても、きちんとパスワードをかけていれば中身をのぞき見られることはないからですと広報しています。
しかし、配偶者が、パスワードを知っていることは不思議でも何でもありません。
知らなくても、4桁のパスワードなら1万通り試せばわかります。古い機種で、本人が存在を忘れているなら時間はいくらでもあります。
新しいスマートフォンから「LINE」を削除して、もう一度入れなおすと、トーク履歴などは消えてしまいますが、アカウントを残したまま、クローンからのぞき見ることができなくなります。
ただ、今までの履歴は残したいですよね。
中古店に出せば、消去して販売しますが、何かの加減で消去されない可能性が残る以上は「物理的に、たたき壊すか、2度と誰にも探せないようにする」というのが正解のようです。