2015年~2017年バックナンバー
沖縄2紙が報じないニュース
平成29年12月1日早朝、沖縄県沖縄市内で車6台による多重事故が発生しました。
死者は出ませんでした。
クラッシュした車から日本人を救助した在沖縄の米海兵隊曹長ヘクター・トルヒーヨさん(44)が不運にも後続車にはねられ、意識不明の重体となりました。
トルヒーヨさんは、躊躇せず事故で横転した車内の日本人負傷者を車外に助け出し、路肩へと避難させました。そして後ろから来た車にひかれてしまいました。
トルヒーヨさんは事故直後、沖縄本島中部の病院に運び込まれましたが、米国カリフォルニア州サンディエゴの海軍医療センターバルボアに移送され、集中治療を受けています。
「誰も置き去りにしない」。そんな米海兵隊の規範を、危険を顧みずに貫いた隊員の勇敢な行動です。
県内外の心ある人々から称賛や早期回復を願う声がわき上がっています。
身を挺して日本人を救ったトルヒーヨさんの勇敢な行動に心打たれた同市内の会社員、富原夕貴さんがフェイスブックなどで広く参加を呼びかけました。
英語や日本語でそれぞれの思いをペンで書込みました。
「日本人を助けてくれて本当にありがとう」
「あなたは真のヒーローです」
「早く回復されますように…」
「あなたの勇気ある行動に心から感謝します」
「私たちはあなたを愛しています」
「あなたは我々の良き友です」
「あきらめないで…」
「がんばって!! 祈っています」
「あなたの笑顔と勇気にまた接する日を心待ちにしています」…。
「あなたは真のヒーローです」
「早く回復されますように…」
「あなたの勇気ある行動に心から感謝します」
「私たちはあなたを愛しています」
「あなたは我々の良き友です」
「あきらめないで…」
「がんばって!! 祈っています」
「あなたの笑顔と勇気にまた接する日を心待ちにしています」…。
ところが「米軍=悪」なる思想に凝り固まるかのような沖縄のメディアは冷淡を決め込み、その真実に触れようとはしないようです。
沖縄県の地元2紙のうちの「沖縄タイムス」は平成29年12月2日付社会面で、くだんの事故をこう伝えました。記事はベタ扱いです。
「平成29年12月1日午前4時53分ごろ、沖縄市知花の沖縄自動車道北向け車線で、車両6台が絡む事故があった。県警によると在沖米海兵隊の男性曹長(44)が本島中部の病院に救急搬送されたが、意識不明の重体となっている。事故の影響で、沖縄南インターチェンジ(IC)から沖縄北ICまでの北向け車線が6時間以上通行止めになり、最大で12キロの渋滞が発生した。県警が詳しい事故原因を調べている。」
在沖縄の米海兵隊曹長ヘクター・トルヒーヨさんが、事故で横転した車内の日本人負傷者を車外に助け出し、路肩へと避難させ、そして後ろから来た車にひかれたということを全く記載されていません。
かたや「琉球新報」もこの事故を平成29年12月2日付社会面の準トップ扱いで報じました。内容は沖縄タイムズとほとんど変わりありません。
沖縄県のメディアである沖縄タイムスと琉球新報はなぜ、こうも「薄情」なのでしょうか。
それでも事故後、この「報道されない真実」がネット上でも日増しに拡散されている。「続報」として伝えることは十分可能だが、目をつむり続けています。
常日頃から米軍がらみの事件・事故が発生すると、「けしからん!」「米軍は出て行け!」と言わんばかりに騒立て、米軍の命をかけた善行には知らぬ存ぜぬを決め込むのが、沖縄メディアの現状です。