2015年~2017年バックナンバー
平昌オリンピック
平成30年2月9日から25日まで、韓国の平昌でオリンピックが開催される予定です。
何もなければの話ですが・・・
いろいろ問題はあるようです。
ロシアが出場しません。個人資格での参加のみとなります。
NHLナショナルホッケーリーグ(National Hockey League。北アメリカのプロアイスホッケーリーグ)も参加しません。
フランス、ドイツ、オーストリアも不参加の可能性を示唆しています。
アメリカのヘイリー国連大使が、問題に進展がなければ、選手団を派遣しない可能性も匂わすなどしています。
次に、チケットの売上げの悪さです。
オリンピック組織委の11月24日の発表によると、107万枚のうち55万5000枚が売れ、販売率は52%まで伸びたそうです。
普通、オリンピックなら、プレミアが付いたチケットが売買されていても不思議ではありません。見に行きたい人はいるのでしょうか。
地元自治体である江原道、は100億ウォンの予算を計上し、観戦を希望する道内の小中高生にチケット購入費や交通費として1人10万ウォン(約1万円)を支援し、10万人を動員する計画だそうです。
なお、ソウルのバスの慰安婦人形を大量に作成し、案山子代わりに座らせておけば、世界に対するアピールになると思います。
本来、オリンピックに政治を持込んではいけないのですが、韓国ならやりかねませんね。
空席ばかりでは、テレビ的にも好ましくないことから、料金を下げていき、最終的には、地元の小中校生に無料でチケットを配るという予定のようです。
また、常識外れに高い現地宿泊費が問題となっています。
モーテル1泊5万円から10万円では、話になりません。
モーテル1泊5万円から10万円では、話になりません。
日本からのツアーもありますが、売れていませんね。
日本人旅行客向けには、日本選手の活躍が期待できる、女子ジャンプ、男女フィギュアスケート、女子スピードスケートの募集があるようなのですが、売れていません。
料金は、2泊3日、両日ともソウル泊で、3時間半かけてオリンピックスタジアムに行くツアーが20万円くらいから、2泊3日、1泊はソウル、1泊は会場近郊で宿泊して30万円くらいと言うのが相場のようです。
ジャンプなど、昼開催される種目はともかく、フィギュアスケートなどは、23時に終了し、20万円程度のツアーは、それから3時間半かけてソウルのホテルに戻るという日程ですから、難行苦行ですね。
最後が、開催地の寒さだそうです。
平昌五輪会場ではすでに寒さで「被害」が出ています。
平成29年11月4日、五輪の開・閉会式などが行われるメイン会場「オリンピックプラザ」でK−POPアーティストらによるコンサートが開かれ3万3000人余りが訪れたそうですが、低体温症の患者が6人出たそうです。
メイン会場は、予算の制約のためドームではなく、吹きさらしだそうです。
風が入りやすい入り口側に防風シートを設置する、観客にポンチョやカイロ、膝掛けを提供する予定としていますが、我慢大会のようです。
平成30年2月の開・閉会式の体感温度はそれぞれ氷点下11度、氷点下59度と予想されており、コンサートよりもはるかに過酷な状況になることは間違いない見込みです。
また、メイン会場の骨格部分が、通常では信じられない鉄筋の数、鉄筋の少なさで、セメントを塗ろうとしています。観客が一斉に動くと、倒壊の危険もあるそうです。
命がけですね。
なお、さらに悲惨なのは、パラリンピックです。
平成29年10月27日時点で、全チケット22万3353枚のチケットのうち、販売完了分はわずか457枚、率にして0.2%にとどまっています。
種目別でみても販売率が1%を超えた種目は一つもなく、最も率の低い車いすカーリングでは0.09%。また、販売率が最も高い開会式も191枚、0.95%しか売れていないそうです。