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アメリカ共和党議員、アメリカ国防総省に在韓アメリカ軍の家族を退避させるべきと求める
平成29年12月3日、共和党の重鎮であるグラム上院議員は「北朝鮮の挑発行為を勘案すれば、(アメリカ軍将兵の)妻子を韓国に渡航させるのは常軌を逸している」と語り、国防総省に対し、韓国へのアメリカ兵の妻子の渡航を停止するとともに、韓国にいる妻子の退避を開始するよう訴えました。
グラム上院議員は、また、北朝鮮はアメリカに到達可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)への核兵器搭載に向け取り組んでおり、「軍事衝突は近付いている。残された時間は少ない」と述べました。
韓国には2万8500人のアメリカ兵が駐留しています。
もちろん、駐韓アメリカ軍の将官、仕官、兵自身が、韓国から待避するわけにはいきません。
戦争を覚悟で駐在しているからです。
ただ、家族は、日本やアメリカに待避させておかないと、いわば「人質」になってしまいます。
なお、菅義偉官房長官は、平成29年12月4日の記者会見において、共和党の重鎮議員が軍事衝突が近づいているとして在韓米軍将兵の家族を退避させるべきだと主張したことに関連し「現在、ただちに邦人の安全に影響がある状況ではない」と述べました。
また、韓国への渡航や退避に関する危険情報を発出する状況にはないとの認識を示しました。
クリスマス休暇あたりが危ないんでしょうか。